心ときめく!詩情豊かな「レース」のラグジュアリー

高揚感をもたらす可憐さ、暮らしを彩る優雅さ。繊細な透かし模様に秘められた奥深き世界へ誘います。

丹念な手仕事の技が込められた美しきレースに、私たちはこれまで何度も恋に落ちてきました。そしてこの夏も、陰影までもドラマティックに映し出すレースの多面的な魅力にフォーカスします。

おしゃれの心意気

スペインからフランスに嫁いだナポレオン3世の皇后、ウジェニー・ド・モンティジョが好んだことでも知られる黒レース。貴婦人たちが愛用するレースの日傘や扇子も、当時、黒が大流行したそう。甘さが抑えられた日傘は、時を経てもなお、桁違いのオーラを放ちます。そんなセンシュアルな魅力を放つ黒レースに、フランスマダムが一目おくのも頷けます。

パンプス_1,靴_1,小物_1,レース_1
日傘『エアリュ』¥77,000(トンボ洋傘前原光榮商店)、靴『BB』[ヒール9cm]¥148,500(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)

フランスの老舗エンブロイダリーメーカーの生地が採用された日傘には、チュールに小花柄が刺繍されて。真夏の強い日差しにも耐えうる、一級遮光の二重張り。素足に繊細なレース模様が浮かび上がるパンプスにも、マノロ・ブラニク氏がひと目惚れをしたというフランス製のレースを使用。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
STYLIST :
小倉真希
EDIT&WRITING :
兼信実加子、喜多容子(Precious)