エルメスが2025年に掲げる年間テーマ「ドローイング-描く-」にちなんだ、クリエイティブな魅力に富んだ新作シューズが登場しました。印象美を宿したサンダル『カリス』は、ソールに描かれたグラフィカルなデザインが視線を集めます。

ソールに浮かぶ意匠は、1957年にカレのデザインとして誕生して以来、愛され続けている名作柄。エルメスの4代目社長のロベール・デュマと、デザイナーのユーゴ・グリッカーのコラボレーションにより実現した柄は、大勒(だいろく)という馬具をモチーフにしています。
また、ソールに描かれた『ブリッド・ドゥ・ガラ』の絵柄とつながるように、サンダルのアッパー部分にもラインが描かれており、細部まで凝ったつくりに。エルメスのヘリテージと職人技の結晶ともいえる、サンダル『カリス』の魅力に迫ります!
■1:グラフィカルな馬具の絵柄をソールに!

ウエッジソールには、重なり合うふたつの大勒を幾何学的にデザインした『ブリッド・ドゥ・ガラ』が描かれています。
『ブリッド・ドゥ・ガラ』のデザインは、パリの「フォーブル・サントノーレ店」の上にある「エミール・エルメス・コレクション」フロアに収蔵されている、由緒ある馬具に着想を得たもの。式典の際に馬に装着される特別な大勒を絡み合うように配置することで、馬具作りを起源とするエルメスのスピリットを見事に表現しています。
甲をしっかりと包み込むアッパー部分にも、ソールからつながるようなラインが描かれているのもポイントに。また、華奢なアンクルストラップが足首をすっきりと見せてくれます。
■2:上質なカーフレザーが足にフィット!

上質な素材と丁寧なつくりによって、快適な履き心地を実現しているのも『カリス』の魅力です。足を包み込む部分は、しなやかなカーフレザーを用いることでフィット感を高めています。
そして、深みのある「ルージュH」の色彩が、足元に気品をもたらします。こっくりとした色味のサンダルは、モノトーンルックに奥行きをもたらしたり、ワンピーススタイルにエレガンスを添えたりする名手。街でのシックな装いから、リゾートでの軽やかなスタイルまで合わせやすく、これからの時期に活躍します。
時代を超えて愛され続ける『ブリッド・ドゥ・ガラ』のモチーフが映える、グラフィカルなサンダル『カリス』。 エルメスのルーツとエスプリを宿した印象的な一足が、夏の装いに鮮度をもたらします。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 大原敏政(aosora)
- WRITING :
- 川口夏希(NTK CREATIONS)