ランジェリーをデイリーコーディネートに落とし込むのは、ややハードル高く感じますよね。セレブたちは王道の黒を指名することで、タウンでも浮かない着こなしにまとめていました。フェミニンでありながら、リラックス感を演出できるのはランジェリーならでは。彼女たちが選んだアイテムとそのコーディネート方法について解説します。

■1:シャニーナ・シャイクは…オールブラックに任せればスリップスカートだけが浮かない

ヘアはすっきりとシンプルにまとめ、こなれ感を後押し。
ヘアはすっきりとシンプルにまとめ、こなれ感を後押し。

2025年5月15日、映画祭3日目にスナップされたモデルのシャニーナ・シャイク。するりと肌の上を滑る、黒のスリップミニスカートを取り入れていました。スカートだけが浮いてしまわないよう、ほかのアイテムも黒で統一。半袖サマーニットと、サテン×レースという異なる質感をミックスし、改めて黒の多様性を味わって。

また肌見せそのものもメリハリに繋がるので、夏のオールブラックコーディネートを軽やかに見せることができます。スカートとは異なるツヤを備えた小物を足し、余裕感漂う大人のワンカラースタイルをコンプリート。

■2:トニ・ガーンは…マスキュリンなジャケットを重ね辛口に誘導

グレーと黒の配色がシック。
グレーと黒の配色がシック。

映画祭4日目にキャッチされたのは、モデルのトニ・ガーン。揺らぐレースがセンシュアルな黒のスリップドレスも、ジャケットとパンプスを合わせればたちまちタウン仕様に。色香漂うワンピースを格好よく誘導すべく、グレーのオーバーサイズジャケットを重ねマスキュリンなムードをミックス。袖をブラウジングするとのっぺりしません。

反対にスリップドレスは、ランジェリーならではの抜け感がかっちりとしたジャケットスタイルをヘルシーに見せてくれます。ビジューのアンクルストラップがアクセントの黒ポインテッドトゥパンプスで、スタイルアップ効果を倍増してフィニッシュ。

■3:アレクサ・チャンは…キレのよい白デニムパンツを合わせヘルシーにきめて

デコルテ、手首、足の甲をバランスよく覗かせて。
デコルテ、手首、足の甲をバランスよく覗かせて。

モデル、タレントのアレクサ・チャンを映画祭6日目にキャッチ。スリップスカートやワンピースは難しそう… という方は、アレクサのようなレースがあしらわれた黒カットソーで気軽にランジェリーコーディネートにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。トップスとパンツのシンプルコーディネートも、デコルテをレースで飾るだけでぐっと華やか。そこに軽やかでカジュアルな白デニムパンツを合わせると、ヘルシーにまとまります。朝晩はまだ肌寒い時期に有効なベージュトレンチコートをばさっと重ね、しなやかにまとめました。


海外セレブたちの最新「ランジェリー」コーディネートをご紹介しました。程よい抜け感を備えたランジェリーをうまく使って、ノンシャランなフェミニンスタイルを楽しんでみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香