横浜駅西口から徒歩1分の「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」。国内外から多くの人が訪れ、憩いの空間と時間を提供している高級ホテルです。

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窓際の席からは海も見えます

最上階の28階にあるフレンチレストラン「ベイ・ビュー」では、横浜港を臨む景色を眺めながら、ランチとディナーで洗練されたフレンチコースを楽しむことができます。メインを選べる「海」「港」のコースと、ワンランク上の「プルミエ」の3コースがあります。

今回は6月の「海」コースのディナーメニューを、Precious.jpライターの実食レポートにてご紹介します。

横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズのフレンチ「ベイ・ビュー」のフレンチディナーコース「海」を実食

■1:アミューズから海の幸をたっぷりと味わう

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「ひと口のお愉しみ」

まず登場するのが「ひと口のお愉しみ」。

ホタルイカのコンフィの下には小田原の新玉ねぎを使用したブルーテ(ソース)が。とてもなめらかな舌触りで、ホタルイカとよく合います。ホタルイカの上にのった浅葱がいいアクセントに。

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海の幸をギュッと詰め込んだオードブル

続いては海の幸と旬のお野菜。「オマール海老のミキュイと帆立のコンフィ キャビア添え フルーツトマトのヴィネグレットとハーブのヨーグルトソース」です。

引き締まっていながら柔らかさも感じられるオマール海老と、口の中でほどける帆立に思わずうっとり。そのままいただいてももちろんおいしいのですが、いずれも爽やかな酸味のある、ヨーグルトをベースにしたソースと、フルーツトマトを使ったヴィネグレットソースが、より魚介の旨味を引き立ててくれます。

初夏らしい水ナスやオクラ、ヤングコーンといったお野菜と共に楽しんで。

■2:メインの前にバゲットとフランで腹ごしらえ

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バゲットを贅沢に1本

驚きなのが、バゲットが切れ目を入れた状態で1本まるまる提供されること。残った分については持ち帰ることができます。

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パンはほかにも

バゲットだけでなく、ロールパンやくるみとレーズンのパンなども提供されるので、好みのパンをチョイスしてみてくださいね。

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ウニの風味を存分に

パンを楽しんでいるところに提供されたのは「とうもろこしのフラン 雲丹のクリームとコーンスプラウト」です。一見スープのようですが、茶わん蒸しのようにとろみがあります。

とうもろこしのフランの上に雲丹のクリーム、バージンオリーブオイルがのせられています。口に含むと、とうもろこしの甘さ、雲丹の香りが鼻に抜けていきます。

コーンスプラウトとは、とうもろこしの新芽のこと。かじると、こちらもとうもろこしの甘みが感じられます。さまざまな優しい甘みを楽しむことができるフランでした。

■3:メインは3種類の中からお好みでチョイス

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メインは3種類

メインは「アイナメと鮑のポワレ 焦がしバターのソース ラタトゥイユ添え」、「A5ランク黒毛和牛サーロイン ヴァイオレットマスタードソース 季節の野菜を添えて」、「マグレカナールとフォアグラのポワレ スパイス香るバルサミコソース 季節の野菜を添えて」の3種類です。

ディナーコースはワンランク上の「プルミエ」を除き「海」と「港」の2種類ありますが、「海」コースはこの中から一品、「港」コースでは「アイナメと鮑のポワレ」と「グラニテ」に加えて「A5ランク黒毛和牛サーロイン」か「マグレカナールとフォアグラのポワレ」のうち一品を選ぶことができます。

今回は、特別に3種類すべてを試食させていただきました。

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「マグレカナールとフォアグラのポワレ スパイス香るバルサミコソース 季節の野菜を添えて」※現在は変更

マグレカナールとは、フォアグラを採取したあとの鴨の胸肉。濃厚なフォアグラのポワレとコクのある鴨肉のローストに、バルサミコソースがたっぷりとかかっています。ソースはジュニパーベリーと胡椒がアクセントに。

フォアグラと鴨肉は、それぞれ単体でいただいても、一緒に口に頬張っても舌が喜ぶ贅沢な味わいでした。

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「アイナメと鮑のポワレ 焦がしバターのソース ラタトゥイユ添え」

魚料理は、焦がしバターのソースがアイナメと鮑のポワレの味わいに深みを与えてくれる一品。ラタトゥイユ添えのソースがアイナメや鮑の身と絡まり合い、芳醇な味わいのお料理となっています。

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「A5ランク黒毛和牛サーロイン ヴァイオレットマスタードソース 季節の野菜を添えて」

「A5ランク黒毛和牛サーロイン ヴァイオレットマスタードソース 季節の野菜を添えて」は、噛むと柔らかな黒毛和牛のサーロインから甘みある脂がじゅわりと。ヴァイオレットマスタードを使ったソースの甘いスパイスの風味が、お肉の甘みをさらに引き出していました。

どうしても主役であるお肉やお魚に目が行きがちですが、付け合わせのグリルされた季節野菜の美味なこと! 上品なおいしさがそれぞれのお皿に凝縮されており、肉や魚との相性も抜群です。

■4:旬のさくらんぼを使った贅沢なデザートで締め

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キュートな見た目にもときめき

そしていよいよデザートへ。「さくらんぼのコンポートのミルフィーユ ベネズエラ産カカオ チュアオのチョコレートアイス」です。

佐藤錦の甘酸っぱさと、チュアオチョコレートのアイスの濃厚さが程よいバランスを演出。それでいてしつこくなく、さっぱりとした口当たりとなっていました。

最後は小菓子とコーヒーor紅茶でブレイク。

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どれからいただくか迷ってしまいそうな小菓子

提供される小菓子は、どれも食事のあとにぴったりな控えめな甘さ。紅茶やコーヒーと共に、食後のゆったりとした時間を過ごせそうです。


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夜のイメージ

美しい夜景と共にゆったりと過ごせるフレンチ「ベイ・ビュー」のディナーコース。1日の終わりに、自分へのご褒美として、もしくは大切な人との時間のお供に、チョイスしてみてはいかがでしょうか。

※取材では昼に撮影しましたが、実際のご提供は夜です。

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WRITING :
ふくだりょうこ
EDIT :
小林麻美