芸術的なまでに美しい職人の手仕事を集結させた“シャネル”の『2024/25年 メティエダール コレクション』。オートクチュールにも匹敵するほどに手の込んだものづくりが求められ、モードを進化させる役割も担っているのです。
雑誌『Precious』7月号では【“シャネル”夢見の余韻に】と題して、ガブリエル・シャネルが愛したアンティークのコロマンデル屏風にインスパイアされた、夢と静寂が交差する、ポエティックなコレクションをお披露目。
今回は、時代を超えて愛され続ける「シャネル」のツイードジャケットをご紹介します。
進化するツイードが導くモードの現在地へ

時代を超えて愛され続け、常にモードの最先端に位置づけられるのが、“シャネル”のツイードジャケット。黒とゴールドのスパンコールを織り込んだファンタジーツイードを、ベルベットのブレード刺繍で端正に縁どったもの。このブレードを均等に仕上げるのも“シャネル”のアトリエの手仕事ならでは。ミニ丈のドレスに、エナメルのニーハイブーツを合わせて、圧倒的にモダンなシルエットが完成。
モノクロームに静かに研かれるツイードスーツの新しい輪郭。そして光を刺すエナメルのエッジ

優れた職人たちの夢が咲き誇る『メティエダール コレクション』
オートクチュールメゾンのものづくりを支える伝統的な職人の手仕事を継承し、進化させるために、“シャネル”では「芸術的な職人技(=メティエダール)」を有するアトリエを傘下に入れてきました。刺繍や羽根・花・金細工、プリーツ、靴、帽子などを手掛ける職人たちは数百人にのぼります。その職人技に焦点を当てたのが、2002年から続く『メティエダール コレクション』です。
世界各地を巡ってショーが行われ、今回の舞台は、美しい水辺を望む中国の古都、杭州に。マドモアゼル・シャネルが愛したパリのアパルトマンに飾られたコロマンデル屏風を思わせる、シノワズリ風の刺繍がドレスやスーツを彩り、夜の水辺の幻想的な風景と共に、夢の余韻に浸るような麗しいコレクションが繰り広げられたのです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 藤森星児
- STYLIST :
- 押田比呂美
- HAIR MAKE :
- ヘア/Asahi Sano、メイク/佐藤裕太
- MODEL :
- 太田莉菜
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、喜多容子(Precious)