食通・沖縄通の心をつかんで離さない、あの人の「偏愛レストラン」
沖縄らしさはあまりないのに、わざわざ訪れたくなる店とは？ 食と沖縄を愛するグルメライター・森脇慶子さんにお聞きしました。
医師の友利 新さん推薦「沖縄の夜景を眼前に、本格江戸前鮨を」〈那覇市〉「鮨 無二（Sushi Muni）」
こぼれんばかりの豪快なウニを目当てにくる客も多い。
沖縄出身の友利さんが帰省の度に訪れるという鮨屋は、まさしく隠れ家。「ほかでは味わえない唯一無二の体験をしてほしい」という店名の由来どおり、入るのを躊躇する雑居ビルの上階に佇む。扉を開けると、まるで別世界。店主・川越 豪さんは東京の名店で16年間修業を重ねたのち、沖縄に移住し2023年に開業。
魚介は豊洲市場から直接空輸で仕入れ、ネタによって赤シャリと白シャリを使い分ける。握りが映える、無色透明のガラス皿もまた無二！
おまかせはつまみが5～7品、握りが10～12貫ほど。看板の穴子は塩で。蒸してから最後に炙り、香ばしく。上に添えられた大粒の与那国海塩が、甘みと表面の香ばしさを引き立てるうえ、食感も楽しい。
マグロの中トロと、粒の立ったシャリが絶妙に絡み合い、至福のうま味が口の中に広がる。
カウンターは琉球松製。
ワンフロアを贅沢に使った空間では、夜景が楽しめるのも粋。
スペシャリテのキャビア。下には松葉ガニの味噌仕立てがひそみ、なんとも贅沢。
※掲載の料金は、すべて税込みです。
〈 Data 〉「鮨 無二（Sushi Muni）」
- 鮨 無二（Sushi Muni）
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住所：非公開
営業時間：18:00～21:00
定休日：不定休
料金：おまかせコース￥36,300〜、仕入れにより多少の変動あり。
席：カウンター7席、個室の利用は要相談。
予約はインスタグラムのDMで受付。 - @okinawa_muni
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- PHOTO ：
- 大城 亘（camenokostudio）
- EDIT&WRITING ：
- 池田旭香、奥山碧子・安村 徹（Precious）
- コーディネーター ：
- 松浦 明
