沖縄グルメは  「イノベーティブ・レストラン」が楽しい!

沖縄では、地元の食材を生かした、ハイエンドで革新的なファインダイニングが増えています。

 大人の旅に欠かせない、至高の美食体験。昨今、驚くべき速度で底上げされている沖縄のグルメシーンには、新たな名店が続々と誕生しています。今注目の「沖縄食材×創作料理」をキーワードにお店を厳選してご紹介します。

「和琉料理 さりぃ(Waryu Ryouri Sally)」〈那覇市・美栄橋〉沖縄の思い出を皿に投影!新しい形の和風創作料理

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沖縄のトマトとナスに、ウニを載せた冷菜パフェ。最下層部から、しょうゆとカリフラワーのムース、トマトのジュレ&ナスの翡翠煮、北海道産の生ウニ。

那覇の国際通りから徒歩圏内。ビルの地下1階に静かに佇む、和風創作料理の店。店主の松岡恵太さんは、日本各地を旅したのち、郷里・北海道の小料理屋で経験を積み、日本料理の基礎を学ぶ。9年前に沖縄に移住し、満を持してこの地に店を構えた。

料理人になるきっかけを与えてくれた沖縄で、「現地食材を使い、自分なりのアプローチで沖縄を表現したい」という熱い思いを胸に、独創性に富んだひと皿を生み出している。

和食をベースに、調理法や盛り付けで洋の要素を盛り込んだ料理は、素材の掛け合わせもおもしろい。沖縄の伝統的な焼き菓子「ポーポー」と県産の本マグロという、斬新すぎる組み合わせも、小料理屋仕込みの丁寧な仕事によって、秀逸なバランスに仕上がるのだ。気さくでお喋り好きな店主との会話も楽しく、ひとりで訪れても心地よいひとときを過ごせる。

「目にも美味しく、どこか沖縄料理も感じられる、新しい和食がいただけます」ハレクラニ沖縄 コンシェルジュ Kさん

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料理に合わせた日本酒のペアリングも用意。

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沖縄の焼き菓子「ポーポー」で、県産の生の本マグロを包んだハンドフード。

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美しい海をイメージしたスペシャリテ「泡で食べるお造り」。お造りのネタは、沖縄三大高級魚のアカジンミーバイ。シークワーサーとしょうゆの泡が口の中でふわっと溶けて、奥深いうま味が広がる。

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※掲載の料金は、すべて税込みです。

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PHOTO :
大城 亘(camenokostudio)
EDIT&WRITING :
池田旭香、奥山碧子・安村 徹(Precious)
コーディネーター :
松浦 明