沖縄グルメは  「イノベーティブ・レストラン」が楽しい!

沖縄では、地元の食材を生かした、ハイエンドで革新的なファインダイニングが増えています。

 大人の旅に欠かせない、至高の美食体験。昨今、驚くべき速度で底上げされている沖縄のグルメシーンには、新たな名店が続々と誕生しています。今注目の「沖縄食材×創作料理」をキーワードにお店を厳選してご紹介します。

「アローエデッセ(Alo Edesse)」〈金武町〉まるで現代アート! 野菜を味わう見目麗しい琉球フレンチ

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ランチとディナー、計5種類のコースを提供。仏修業時代の三ツ星レストラン「ミシェル・ブラス」のスペシャリテ「ガルグイユ」にオマージュを捧げつつ、沖縄版に再解釈した「季節の温野菜 二十四節気」。ひと皿に50種類もの県産野菜やハーブを使用し、金アグー豚の生ハム香るバターソースで味付け。


「食材のよさを最大限に引き出しながら、フレンチの醍醐味 “掛け合わせ” によって、美味しさが倍になるような料理を追求したい」。そう語るのは、21世紀を代表するフランス料理界の巨匠、ミシェル・ブラス氏に薫陶を受け、フランスで13年もの修業を積んだ料理長の山中貞之さん。

中部・東海岸に位置する、金武町(きんちょう)のホテル内に開業した「アローエデッセ」のコンセプトは、“地産地消”。金武町の食材を中心に、山中シェフがこれまで旅した世界各国での食体験とフレンチの技法を融合させ、「記憶に残る」唯一無二のフランス料理に仕立てる。

旬の県産食材で構成されるコースは、見た目の美しさも大きな魅力だ。野菜をあらゆる方法で調理し、ソースやペーストにするなど表現方法を増やすことで、現代アートのように彩色豊かなひと皿をつくり上げる。何度見ても新鮮に感動する美麗な料理には、リピーターが多いのも納得。

「楽しく、そして革新的。スペシャリテは食材の多様性を見事に昇華!」トラベルジャーナリスト 寺田直子さん

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ボルシチをイメージした、ビーツとイチゴ、海ぶどうのスープ。

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金アグー豚のフィレ肉のロースト。付け合わせは、にんじんのクリームとケール、かぶ、パセリのソース。

「沖縄のフレッシュな素材と相まって、優しくも味わい深い美味しさです」弾丸トラベライター 門司紀子さん

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コースの最後には、ショコラティエ・水本千恵さんが沖縄素材でつくる、ボンボンショコラも楽しめる。

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※掲載の料金は、すべて税込みです。

〈 Data 〉

  • アローエデッセ(Alo Edesse)
  • 営業時間:11:30~15:00(L.O. 13:00)、18:00~23:00(L.O. 19:30)
    定休日:月・火曜 臨時休業あり
    料金:ランチコース¥3,800~、ディナーコース¥12,000~ 
    席:テーブル12席。
  • TEL:098-989-4919
  • 住所:沖縄県国頭郡金武町字金武10907 アスボステイホテル 2F

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PHOTO :
大城 亘(camenokostudio)
EDIT&WRITING :
池田旭香、奥山碧子・安村 徹(Precious)
コーディネーター :
松浦 明