300年以上の歴史をもつ由緒正しいイギリスの競馬レース「ロイヤルアスコット」が今年は6月17日から21日の5日間で開催されました。厳格なドレスコードが存在する格式高い社交場に、グリーンに映える華麗な装いで登場したロイヤルファミリー。ハットやファシネーター（ヘッドピース）などイギリス的セレモニールックを纏い、伝統の競馬レースを華やかに盛り上げました。カミラ王妃、ソフィー妃、ザラ・ティンダルといったお馴染みのメンバーから新顔のダイアナ元妃の双子の姪、スペンサー姉妹まで、王室の華が競演した最新のセレモニースタイルを紐解いていきましょう。
■１：カミラ王妃は…愛用バイカラーシューズで登場！ミントグリーンが爽やかなコートドレス
2025年6月17日、チャールズ国王とともに登場したカミラ王妃。ミントグリーンのコートドレスにベージュと黒のバイカラーパンプスをスタイリング。コートドレスは、ラップ風のフロントがフェミニンなデザインです。フェザーの飾りがソフトな印象の「フィリップ・トレーシー」のハットで清涼感あるルックを完成。
■２：ソフィー妃は…リピートで着用！ロマンティックなシアードレス
同日、エディンバラ公爵夫人のソフィー妃は、「スザンナ ロンドン」のワンピースを着用。ストラップレスの白いミディ丈の上に、繊細なデイジーのアップリケがちりばめられた長袖のシースルーワンピースを重ね着したデザインです。昨年の結婚25周年記念日にも同じワンピースを着て登場。小物はヌーティピンクを選び淡色でまとめて、ソフトでフェミニンなルックに仕上げています。
■３：ザラ・ティンダルは…ピンク×ブルーのカラーリングでフレッシュに
アン王女の長女、ザラ・ティンダルも初日に登場。「レベッカ・ヴァランス」によるワンピースは今年はじめ、マジックミリオンズ・イベントのためにオーストラリアを訪れた際にも着用していたもの。タイムレスなシルエットながら、フロントのレースの透け感がさりげなく今どき感を演出しています。ファシネーターやクラッチ、パンプスは白に近いペールなピンクを選んで、太陽のもと軽やかに柔らかく映える配色に。
■４：ベアトリス王女は…大人の甘さを堪能！可憐なピンクのギンガムチェック
ベアトリス王女はトップスとスカートのセットアップをセレクト。ピンクとホワイトのギンガムチェックは甘く華やかなものの、夏らしさとレトロなムードを兼ね備え、可憐で上品な印象に導きます。バッグは白で軽やかに。ファシネーターはペールピンクを選んでフェミニンなルックを完成。
■５：ユージェニー王女は…クロップド丈で大胆に！シックでエレガントなニュートラルルック
6月20日、ロイヤルアスコットの4日目に出席したユージェニー王女。白のハイウエストフレアスカートにクロップトップを合わせ、つばの広い帽子とヒールでシックな装いを披露しました。六角形のバッグで個性的なアクセントをプラス。華やかなカラーやディテールの装いが主流ななか、ミニマルで落ち着いた配色の着こなしがかえって目を惹きます。
■６：レディ・エリザ＆アメリア・スペンサーは…凛と華やぐ！お揃い白のワントーン
同じく20日、ダイアナ元妃の姪、エリザ＆アメリア・スペンサーが登場。白の服に黒いリボンが付いたハット、「アスピナル オブ ロンドン」のバッグで双子コーデを披露していました。ベースは同じものの、ネックレスやバッグのカラー、ジャケットのデザイン、ボトムの違いなどで変化をつけ、洒落感高い仕上がりに。
今回はイギリス・ロイヤルファミリーの「ロイヤルアスコット2025」での装いをご覧いただきました。連日の暑さのせいか、キャサリン皇太子妃の直前キャンセルが残念だったものの、心ときめく華やかなルックで恒例イベントを盛り上げた王室メンバーたち。ガーデンパーティでの着こなしなど、これから増える屋外での装いのお手本に、ぜひしてみてください。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- Getty Images
- WRITING ：
- 神田朝子
