3月のローズ・ボール(毎年恒例のチャリティイベント)、4月にバチカンで行われたフランシスコ教皇の葬儀、5月のF1グランプリに今月のフランス大統領による公式訪問など、イベント満載な春夏を過ごしていたモナコ「シャルレーヌ公妃」。47歳のいま、義母であるグレース・ケリーと「そっくり」と評される気品あふれる美しさはさらに際立ち、公の場に立つたびにメディアに取り上げられ話題に。この春夏は、競泳の元オリンピック選手でもあるスポーティな長身を活かし、ラインの美しいパンツスタイルやボリュームスカートのコーディネートを披露。軽やかな白でアクセントを効かした最新スタイルを紐解いていきましょう。

■1:パールと白シューズでパワースーツにまろやかな陰影とエレガンスを添えて

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夫のアルベール2世大公と。

2025年4月13日、モナコのモンテカルロ近郊のロクブリュヌ・カップ・マルタンで開催されたATP1000テニストーナメント、ロレックス・モンテカルロ・マスターズ2025の8日目、男子決勝後のトロフィー授与式にて。ブルーのダブルジャケットとワイドパンツのセットアップを纏っています。シャープなラペルと控えめなボタンがシックな印象です。マスキュリンなルックを優美に仕上げているのがパールネックレス。3連の程よいボリュームがスーツを華やかに演出しています。

■2:視線を奪う!華やかフレアスカートを白で端正に仕上げて

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スカートのカラーにマッチするピンクのリップが印象的なメイク。

2025年5月4日、モンテカルロで開催された2025 FIAフォーミュラE世界選手権の第7戦、モナコE-Prixに出席。「サラ・ロカ」の鮮やかなミディスカートはオレンジ、ピンク、イエローのストライプが大胆にあしらわれたデザイン。同ブランドのラップシャツを合わせ、スカートの彩りを引き立てるスタイリングに。足元はクラッチバッグに合わせて白、でもいいですがルビーレッドを選んだことでツイストが効き、洒落感がグッと高まっています。

■3:好感度抜群な癒し配色「セイジグリーン×ホワイト」

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ジャック王子と並んで。

2025年6月7日、フランス大統領夫妻が40年以上ぶりにモナコを国賓訪問。モナコ大公宮殿で行われた歓迎式典に出席した際の装いです。パールボタンがあしらわれたセイジグリーンの「ディオール」のブークレジャケットと白のパンツを合わせています。初夏らしい爽やかさと優しいムードを併せ持つセイジグリーンは白と相性抜群。ブルーよりも控えめなコントラストでホストサイドとして好感度の高い色合わせです。シューズも白を選んで繋ぎ、スッキリ見えも叶えています。


今回はモナコ「シャルレーヌ公妃」の春夏の装いを厳選してお届けしました。ベリーショートだったヘアスタイルが伸び、フロントにウエーブをつけたり、もみれ毛(「もみあげ」と「おくれ毛」)を生かしたアップヘアもエレガント。暑いシーズンにマストなカラー、白のスタイリングとともに涼しげなヘアアレンジもぜひ参考にしてみてください。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子