175cmの長身と存在感あるオーラで、ロイヤルファッションのベーシックであるワントーンが思いっきり映えるベルギー王室、フィリップ国王の妻「マティルド王妃」。とくに裾に向かって緩やかに広がるシルエットのパンツと揃いのカラーのトップスが組み合わされたセットアップは、色違いで何色も披露しているほどお気に入りのようです。ソフトなニュートラルトーンからハッと目を引く鮮やかな色味まで、自在に着こなす52歳の最新コーデをスナップで紐解いていきましょう。
■1:軽やかでロマンティック!気品あふれるピンクベージュ

2025年7月20日にベルギーのブリュッセルにあるボザール芸術宮殿で行われた建国記念日前夜のコンサートに出席。歩くたびに風になびくケープが美しいスーツは中東の大富豪や世界的セレブを顧客としている「エリー・サーブ」のもの。大胆に右肩にあしらわれた花のアップリケが特徴ですが、全てベージュピンクで統一されているので悪目立ちせずシックな印象です。クラッチバッグはサテンピンクを選び、余計な色を足すことなく柔らかなピンクを堪能。
■2:ポジティブなエネルギーを放つ!ビタミンカラーにゴールドの輝きを効かせて

2025年6月10日にブリュッセルにある王立美術歴史博物館の「19世紀の装飾美術、ベルギーのアールヌーボーとアールデコ」の新しい部屋を訪問。「ナタン・クチュール」のセットアップは視線を奪う鮮やかなオレンジ色。二の腕をカバーする5分袖にお腹周りをカモフラージュするサイドのディテール、きちんと感を高めるセンタープリーツ入りのパンツ、とこだわりのディテールにより、さらなるスッキリ見えを叶えています。ジュエリーはウォームトーンのオレンジと相性がいいゴールドを中心にセレクト。バングルのレイヤードでこなれ感も漂わせています。パンプスはヌーディな色味で馴染ませて、鮮やかな服を引き立てて。
■3:グレージュ小物と相性抜群!信頼感を漂わせるオールホワイト

2025年5月27日にブリュッセルにあるパレ・デ・ボザールにて、ベルリンデ・デ・ブルイケレの「ホロス」展を訪問。こちらも「ナタン・クチュール」のセットアップですが、よりミニマルなデザインでスポーティな印象に着こなせます。大ぶりなフープイヤリングやバングルのレイヤードで輝きを添えて華やかさをプラス。グレージュのクラッチバッグとパンプスを合わせ、凛と清々しいホワイトに落ち着いた大人の余裕を漂わせています。
ベルギー王室、フィリップ国王の妻「マティルド王妃」がこの夏魅せた、セットアップの装いをご覧いただきました。 長身にワントーンを纏い、カラーの魅力が全開。纏う色で周囲のムードまで変えてしまうようなパワフルな着こなしに今後も期待です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子