デンマークのメアリー王妃とフレデリック10世が3月31日から4月2日までの3日間、エマニュエル・マクロン大統領の招待を受けフランスを公式訪問。「デンマークとフランス:未来に向けた強靭なヨーロッパのためのパートナーシップ」をテーマに、パリ各所を訪れました。
式典ではフレンチブランドも取り入れ、モードの国洗練されたファッションに敬意を表した装いで登場。タスマニア出身、デンマーク人のみならずオーストラリア人にも愛される53歳の最新スタイルをご覧ください。
■1:黒を効かせてキレよく!エレガンス香るスカートスーツ

2025年3月31日、パリのにあるエリゼ宮にて。「ディオール」のクリームカラーのスカートスーツで登場しました。ウエストを絞ったジャケットと、フレアに広がるミディ丈のスカートで、控えめながらも気品漂うシルエット。足元は「ジャンヴィト ロッシ」のバイカラーパンプスでモダンさをひと匙添えています。「マルベリー」のアイコニックなバッグ「イズリントンバケット」は黒を選び、メリハリをつけて装いを引き締めて。
さらにプリーツのヘッドバンドで顔まわりに華やかさをプラス。パールのイヤリングとブローチでロイヤルらしいファイナルタッチを加えています。
■2:フローラルプリントが華やか!くすみパステルのイブニングスタイル

同日夜、公式晩餐会でエリゼ宮へ。メアリー王妃は洗練された色使いを披露し、オーストラリアのブランド「クレア」の刺繍入りブラウスに、お気に入りのデンマーク人デザイナーのひとりである「ラッセ シュパンゲンベルク」のフローラルプリントのスカートをまとっています。
ブラウスとスカートの組み合わせですが、ドレスアップなムードの透け感や光沢をもつ素材を選び、ドレスに負けないラグジュアリーさをかもしています。クラッチバッグは「アニヤ ハインドマーチ」のもの。ジュエリーには、コペンハーゲンのデザイナー「オーレ リンガード」のシャンデリアイヤリングをセレクト。ホワイトクォーツ、アクアマリン、ロンドンブルートパーズ、ダイヤモンドのカラフルな組み合わせが顔まわりを華やかに演出しています。
■3:ブレスレットにも注目!リピートで愛用するシアーブラックのドレス

2025年4月1日、パリのル・グランホテルにて晩餐会のホストに。イタリアンブランド「タレー マルモ」によるシアー素材のワンピースはメタリックの刺繍があしらわれ、ブラックでも華やか。「ジャンヴィト ロッシ」のレースのパンプスでエレガントに仕上げています。一見ちょっとしたディナーにも相応しい装いですが、手元に注目。フラットなゴールドのチェーンとダイアモンドのブレスレットは、スウェーデン=ノルウェーのルイーズ女王から受け継いだもので、かつては彼女のエンゲージメントブレスレットだった逸品です。
■4:最終日はデンマークブランドキュロットスーツで登場

2025年4月2日の最終日は、パリのラッセイ公邸(連邦政府庁舎)にはスカンジナビアンファッションで登場。コペンハーゲンブランドの「MKDT(マークケンドリー ミノタン)」によるニーレングスのキュロットと、ウエストを共布のベルトで絞るラップスタイルのジャケットのセットアップです。
足元は「アクアズーラ」のスティレットブーツを選んで辛口に仕上げています。膝上丈のブーツでキュロットと繋ぎ、膝を見せないことでスッキリと。耳元はコペンハーゲンのジュエラー「ソフィー ビルビラー」のダイヤモンドイヤリングで顔まわりを洗練の華やぎで包んで。
デンマーク・メアリー王妃がフランス公式訪問で披露した最新スタイルをご覧いただきました。気品溢れる旅のワードローブは、ティアラなしのミニマルさが現代のロイヤルらしくモダンです。華やぎシーンでのドレスアップの参考に、なされてみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子