NYで活躍するファッションエディター&ライターの池田桃子さんが、最先端のトレンドやNYならではのファッションニュースをお届け。第2回は、ティファニー本店にできたカフェで、リアル『ティファニーで朝食を』を体験してきてもらいました!
NYでリアルな『ティファニーで朝食を』を実現できる?
2017年11月、五番街のティファニー本店に「The Blue Box Cafe」がオープンしました。この店舗は映画『ティファニーで朝食を』のロケ地だった場所。オードリー・ヘップバーンがショーウインドーを見つめながら、コーヒーを片手にクロワッサンをかじる1コマは誰もが印象的に記憶しているシーンでしょう。
そのビルの4階にできたこのカフェ&レストランは完全予約制。すでにオープンから半年以上が経った今でも、数か月先まで予約が埋まっている状態がずっと続いているほどの人気。オンラインで予約のキャンセル待ちをして、タイミングよく空いたところでようやく席を確保! 待ちに待ったティファニーでの朝食&ランチを体験してきました。
4階へエレベーターで上がり、ホーム&アクセサリーのコレクションのセクションを抜けると「The Blue Box Cafe」のエントランスが見え、そこから覗く店内は、ティファニーブルー1色。窓からはセントラルパークが見えて、NYならではの景色も堪能できる空間になっています。
これが「ティファニーの朝食」!
振る舞われるのはBreakfast at Tiffany ($29)、Lunch ($39)、Tiffany Tea($49)の3種類のコースとデザート&ドリンク。Breakfastは映画さながらのクロワッサンと美しいフルーツボールがサーブされた後、スモークサーモン&ベーグルやワッフル、アボカドトーストといったNYらしいメニューからメインを1品選ぶことができます。
今回選んだスモークサーモン&ベーグルは、細くスライスされたクリスピーなベーグルが重なったつくりで、軽くて繊細な味わいが楽しめました。
また、Lunchは3種類のアペタイザーと5種類のメインからひとつずつチョイスできます。特にメインは「チャールズ・ルイス・ティファニーのCLTクラブサンド」、「57th street フラットブレッド」、「フィフス・アベニューサラダ」などティファニー本店にゆかりのあるチャーミングなネーミングばかりでどれを選ぶか迷ってしまうほど!
迷った挙句にようやく決めた「ハマチのクルード」と「フィフス・アベニューサラダ」はともに見た目の美しさだけでなく、味つけも優しく、贅沢な素材が惜しみなく使われていて大満足でした。
ティファニーブルーのスペシャルなケーキを発見!
そして周りを見渡すと、コースを食べ終えた後に大きなブルーのボックス型のケーキが登場しているテーブルがあちこちに! スタッフの方に聞いてみると、お祝い用のスペシャルなケーキがあるのだとか。その名も「The Blue Box Cerebration Cake」!
取材日は、この特別なレストランでバースデーを祝う人たちが何組かいらっしゃり、中には誕生日ギフトにティファニーのブレスレットをプレゼントされている方もいて、まさにオール・ティファニーな一日を過ごされていました。
クラシカルな中に遊び心が散りばめられていて、決して期待を裏切らない特別なレストラン。オンラインからの完全予約制(Resy経由)ですが、NYを訪れた際には必ず試していただきたいお店のひとつです。
問い合わせ先
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The Blue Box Cafe
営業時間/10:00~17:30(月曜〜土曜)、12:00~16:30(日曜) 祝休
TEL:212-605-4270
住所/727 Fifth Avenue, Tiffany & Co. 4th Floor, New York, NY 10022
- TEXT :
- 池田桃子さん ファッションエディター&ライター
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- WRITING :
- 池田桃子