2025年に発表された渾身のタイムピースがすべての “物語” の扉を開く…時を装い、時をまとう歓び【心を揺さぶる「新作ウォッチ」】

光を遊ばせる装飾、感情を揺らす色、意志を刻む技巧が手元に華やぎを添え、仕草に凛とした気配を重ねていく──。そんな魅力を携えた姿で現れた、今年の新作ウォッチ。

ジュエリーのように装うもの、変貌を遂げたアイコン、クラシックの刷新、詩情を紡ぐもの、スモールサイズ…etc.。今という時代を照らす、美しきシグネチャーがここに。

【PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)】チェスナットに彩られた絹のような光沢と質感が名機に新たな美を結ぶ

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パテック フィリップ『年次カレンダー Ref.4946』¥8,770,000 ●ケース:RG ●ケース径:38mm ●ストラップ:カーフスキン ●自動巻き(パテック フィリップ ジャパン)

チェスナットカラーのダイヤルには、繊細なグレイン仕上げが施され、リーフ型の針と植字インデックスで時を刻む。6時位置に日付窓と12時位置側に曜日と月の表示を配した年次カレンダー機構を、複雑さを感じさせずに配置。ローズゴールドの柔らかなトーンと光沢のなかで、ムーンフェイズ機構が詩的に映える。


温かなローズゴールドのケースが囲むのは、山東の織物を想わせるチェスナットカラーのダイヤル。その優美な佇まいの奥で、1996年に “パテック フィリップ” が独自開発し特許を取得した年次カレンダー機構が鼓動を刻みます。日付、曜日、月を自動で読み取り、調整が必要なのは年に一度、2月末のわずか1日だけという仕組みです。

マットな質感のなかに、リーフ型の針やローズゴールドのインデックスが整然と浮かび上がり、6時位置ではムーンフェイズが星と月の情景を描く。複雑機構を静かに内包する姿が、理知的な美を端的に語ります。そしてデニム柄を模したカーフスキンストラップが、クラシカルな外観にさりげない抜け感と洗練を添えて。宝石装飾をあえて省いた構成は、造形と機構そのものの精度を引き立て、手にする人の美意識に寄り添います。機能と美しさをひとつに束ねた、まさに時を超えて愛される一本です。

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裏蓋からは、319個の部品からなる自動巻きムーブメント、キャリバー「324 S QA LU」のメカニズムを鑑賞することができる。

※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、RG=ローズゴールドを表します。

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問い合わせ先

パテック フィリップ ジャパン・
インフォメーションセンター

TEL:03-3255-8109

PHOTO :
池田 敦(CASK)
STYLIST :
関口真実
EDIT&WRITING :
安部 毅、安村 徹(Precious)