2025年に発表された渾身のタイムピースがすべての “物語” の扉を開く…時を装い、時をまとう歓び【心を揺さぶる「新作ウォッチ」】
光を遊ばせる装飾、感情を揺らす色、意志を刻む技巧が手元に華やぎを添え、仕草に凛とした気配を重ねていく──。そんな魅力を携えた姿で現れた、今年の新作ウォッチ。
ジュエリーのように装うもの、変貌を遂げたアイコン、クラシックの刷新、詩情を紡ぐもの、スモールサイズ…etc.。今という時代を照らす、美しきシグネチャーがここに。
【JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)】金色のミラネーゼが完成された造形と構造に洗練と躍動を吹き込む

1931年に誕生した反転式ケースを備える『レベルソ』が、新たな装いで登場。繊細なグレイン仕上げのダイヤルに、植字インデックスとドーフィン針が整然と並び、ピンクゴールドの表情に奥行きを与えている。2本の金糸を編んだミラネーゼリンクブレスレットはケースと一体化し、肌になじむなめらかな装着感をもたらす。
長方形のケースが描く直線美に、編み込まれた光の連なりが呼応する。アール・デコの象徴である反転式ケースに組み合わされたのは、ピンクゴールド製のミラネーゼリンクブレスレットです。13世紀ミラノの鎖帷子に由来する技法をもとに、16m以上のゴールドワイヤーを用い、布のように織り上げた構造は、軽やかさと強度、流れるような一体感で手首に寄り添います。
ケースにぴたりと沿いながら、動きに合わせて表情を変えるその姿は、装いに調和をもたらす美しさ。触れるたびに、愛着が湧くはずです。マットなゴールドカラーのダイヤルにはグレイン仕上げを施し、こっくりとした深みを演出。そこに浮かぶ植字インデックスとドーフィン針が、時の流れを導きます。6時位置のスモールセコンドが、直線的な構成にさりげなく円の余白を添えて。設計思想と手仕事の技が重なり合い、この時計の凛とした佇まいを生み出しているのです。

ケースを反転させれば、ブレスレットのような佇まいを見せる。ダイヤルを隠すことで装いに溶け込み、洒脱なアレンジが完成。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、PG=ピンクゴールドを表します。
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- 安部 毅、安村 徹(Precious)