2025年に発表された渾身のタイムピースがすべての “物語” の扉を開く…時を装い、時をまとう歓び【心を揺さぶる「新作ウォッチ」】
光を遊ばせる装飾、感情を揺らす色、意志を刻む技巧が手元に華やぎを添え、仕草に凛とした気配を重ねていく──。そんな魅力を携えた姿で現れた、今年の新作ウォッチ。
ジュエリーのように装うもの、変貌を遂げたアイコン、クラシックの刷新、詩情を紡ぐもの、スモールサイズ…etc.。今という時代を照らす、美しきシグネチャーがここに。
【PIAGET(ピアジェ)】かつてないフォルムと柔らかな煌めきが照らす自由と前衛的な精神

台形にかたどられたトラペーズ形のケースは、コレクション名の由来でもある1960年代のアーカイブに着想を得た造形。かつてない独創的なフォルムに心が動かされる。サテン仕上げのダイヤルにすっきりとした時刻表示を配し、洗練された仕上がりに。ゴールドの重みを品よく生かしつつ、ジュエリーと時計の美意識を洗練された設計で結びつけて。
かたちにしたのは、自由と洗練。 “ピアジェ” が今年発表した『シックスティ』は、ジュエラーの感性と時計製造の技巧を融合させた、造形美の象徴です。背景にあるのは、1960〜70年代に培われたジュエリーウォッチの精神。過去の美学を継承しつつ、現代の感性で刷新されたフォルムが、独自の存在感を放ちます。初となるトラペーズ形ケースは、非対称の輪郭に丸みを持たせ、角度によって変わる表情が特徴。ピンクゴールドの光沢が気品を添え、手元で軽やかなリズムを刻みます。
文字盤には、ローマ数字とバーインデックス、バトン針を配し、視認性と優雅さを両立。ベゼルには、ゴドロン装飾と共に51石のダイヤモンドをセット。その煌めきは、トラペーズ形リンクのブレスレットへと柔らかく連なって―。流れる光の先に現れるのは、過去と未来が重なる、時の佇まい。すべては自由という名の輪郭のなかに、そっと宿るのです。

トラペーズ形リンクが連なる美しいゴールドブレスレット。柔らかな曲線の連なりは肌に寄り添うようなフィット感を提供する。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、DIA=ダイヤモンド、PG=ピンクゴールドを表します。
関連記事
- 「A.ランゲ&ゾーネ」小さくなった名作に “ジェンダーフリー” という価値観が自然に重なる新作タイムピース『1815』
- 「オメガ」シリーズ初となる30mm径ケースは大人に寄り添う甘すぎない可憐さ『シーマスター アクアテラ 30MM』
- 「ブランパン」から気高さと確かな決意がシグネチャーとなるロイヤルパープルが麗しい新作『レディバード』登場
問い合わせ先
- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 関口真実
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)