『Precious』本誌をはじめ、テレビや広告など幅広く活躍する人気スタイリストの犬走比佐乃さんに、大人の女性に必要なファッションについて教えていただく連載。

今回のテーマは、今季のトレンドカラーとして要チェックのバーガンディ色のバッグ。犬走さんが仕事でもプライベートでもよく訪れるという「和光」で見つけた2つのバッグを、私物コーディネートと共にご紹介します!

犬走比佐乃さん
スタイリスト
(いぬばしり ひさの)『Precious』本誌をはじめとする数々の女性誌、テレビ、広告など多彩な分野で活躍。女優のスタイリングも手がけ、「マダム犬走」の愛称で多くのファンをもつ。30年以上を誇るキャリアと卓越した審美眼でセレクト&スタイリングする自身の着こなしも注目されている。

残暑が長引く時期に秋の気配を演出するなら、バッグがベスト!

今年はとりわけ残暑が厳しく、秋のおしゃれをなかなかスタートできないけれど、小物で秋色を添えることで、着こなしに季節感を演出することができます。犬走さんがこの秋注目しているのは、芳醇な赤ワインを思わせるバーガンディ色のバッグです。

「この連載でもご紹介しましたが、今年久しぶりに購入したバッグが赤で、気分的にその流れもあってなのか赤系のバッグが目について…。この秋はバーガンディのような深い赤がトレンドでもあるし、気になっています」(犬走さん)

こんなふうに、まず「色」ありきでバッグを探す場合、犬走さんがおすすめなのが銀座の「和光」だそう。

「和光はバッグの色のバリエーションがとても豊富で、探している色に必ず巡り合えるといっていいほど。オリジナルも海外ブランドとのコラボレーションアイテムも、上質な素材と洗練されたデザインで、まさに”クワイエットラグジュアリー”を体現していると思います」(犬走さん)

そこで、「和光」の今季の新作からバーガンディ系のバッグを2つセレクトしていただき、ほんのり秋らしさが香るスタイリッシュなコーディネートを披露していただきました。

■1:ネイビーの着こなしに季節感と女性らしさを添えて

シックでいながら華がある色味と、丸みのあるフォルムが印象的なバッグは、イタリアのラグジュアリーレザーブランド「マウロ・コベルナ」とのコラボレーション、『WAKO×MAURO GOVERNA』のもの。

「こうしたヴィンテージワインのような赤は、存在感がありながらも悪目立ちしなくて、本当に合わせやすいんです」(犬走さん)

犬走さんのステディアイテムであるネイビーのシャツとプリーツスカートのワントーンコーディネートに、バッグが絶妙な差し色効果を発揮します。

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『WAKO×MAURO GOVERNA』のバッグ¥286,000[ショルダーストラップ付き]・スカーフ¥33,000(共に和光) その他すべて犬走さん私物

「このバッグは小さめですが、意外なほどたくさん収納できてとても機能的。ファスナー付きのメインコンパートメントの両サイドがマグネットボタンのオープンポケットになっています。着こなしとしては、同系色が少し入ったスカーフを首元にあしらって、アクセントを添えてみました」(犬走さん)

■2:ブラックのオールインワンには個性的デザインでスパイスを

本来はショルダーバッグですが、持ち方によってはクラッチバッグ風にも使える、「和光」のオリジナルブランド『NEW CLOSET』のバッグ。

「シンプルでいながら、ファスナーポケットになっているフラップが程よく個性を演出するデザインがおもしろいなと手に取りました」(犬走さん)

大人コーデ_2,バッグ_2
『NEW CLOSET』のバッグ¥99,000(和光) その他すべて犬走さん私物

ブラックのオールインワンに、存在感のあるバックルのベルトでウエストマークした辛口のコーディネートには、ストラップをルーズにまとめてクラッチバッグ風に持つスタイルが好相性。

「フラップ自体をポケットとして活用できたり、背面にもオープンポケットが備わっていたりと本当に機能的。明るすぎず暗すぎずの美しい色合いやしなやかなレザーの感触など、プライスが間違っているんじゃないかと思う程の上質感も、さすがだなと思います」(犬走さん)


今回は、トレンドカラーとして着こなしに取り入れたいバーガンディ色のバッグを、犬走さんの私物コーディネートと共にご紹介しました。ネイビーや黒といったベーシックカラーにバッグで秋色をプラスして、季節の変わり目の装いをアップデートしてみませんか?

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

和光

TEL:03-3562-2111

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この記事の執筆者
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PHOTO :
田中麻衣(小学館)
WRITING :
岡村佳代
EDIT :
谷 花生(Precious.jp)