「心の外」ってなんと読む?「こころのそと」ではないですよ!
明日、9月10日は『屋外広告の日』です。1973(昭和48)年のこの日、屋外広告物法の一部改正案が国会で可決成立したことに由来する記念日で、屋外広告業の健全な発展や振興を目的としているそう。本日は「屋」「外」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「荒ら屋」ってなんと読む?
「荒ら屋」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「荒れ果てた家。粗末な家の意で、自分の家をへりくだっても言う」「四方を吹き話した休憩用の小さな建物。東屋(あずまや)」などをいう言葉です。
<使用例>
「あの荒や屋にくっついている古い屋外広告、なんとも昭和的で味があるのよね」

さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 荒ら屋(あば-ら-や) です。

「あばら」は「まばら」、また、「あばら骨」にも通じる形容動詞です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「心の外」ってなんと読む?
「心の外」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「不本意。自分が望んでいる通りにならないこと」「思いがけない、意外なこと」「心に留めないこと。よそごと」などを指す言い回しです。
<使用例>
「この服を薦められたときはどうかと思ったけれど、着てみると心の外、私に似合って、気に入ったの」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 心の外(こころ-の-ほか) です。

「外」にはいろいろな読み方がございますが、「心の外(こころ-の-ほか)」は、ひと続きの言い回しとして定番化しているので、誤読のないようお気を付けください。
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本日は、9月10日『屋外広告の日』にちなんで、「屋」「外」という字の入った日本語から、
・荒ら屋(あば-ら-や)
・心の外(こころ-の-ほか)
などの読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱