白Tシャツとブルーデニムパンツのヘルシーな着こなしに、秋らしさ漂う素材や柄を加え、真夏っぽさを払拭しながら季節感を少しずつ更新。残暑の厳しい日でも浮かない、ちょうどいいバランスの着こなし方を解説します。

■1:ジャンカ・ポリアーニは…ブラウン×オレンジの紅葉カラー小物をプラス

ゴールドのグラスコードや、バッグにあしらった話題の「ラブブ(Labubu)」でシンプルコーデを飾り付け。
ゴールドのグラスコードや、バッグにあしらった話題の「ラブブ(Labubu)」でシンプルコーデを飾り付け。

2025年8月26日、オスロ ファッションウィーク開催中のストリートに現れた、コンサルタント、スタイリストのジャンカ・ポリアーニ。さらっとまとえばクリーンなオーラを放てる、白Tシャツとライトブルーデニムパンツをセレクト。先の尖った華奢なパンプスを合わせる前提で、パンツはワイドシルエットをセレクトするとメリハリを獲得できます。さらにローライズの意図的な脱力感が作用して、気張って見えないこなれたバランスに着地。褪せたようなヴィンテージ調のレザーベルト、サテンパンプスをブラウンにしたら、バッグはこっくりとしたオレンジにこだわって紅葉のような秋色をプラス。

■2:アンナ・ウィンターは…チェック柄とブラウンを足して季節感をアップデート

シャツとバッグに添えたチャームを赤でリンクして小気味よく。
シャツとバッグに添えたチャームを赤でリンクして小気味よく。

デジタルクリエイターのアンナ・ウィンターをミュンヘンでスナップ。裾をインしなくても簡単にバランスアップが叶う絶妙丈の白Tシャツに、ブルーのジョーツをプラスしてトレンド感を獲得。華奢なトングが大人らしいサンダルとバッグはほろ苦いブラウンで統一し、穏やかな引き締め効果を加えながらシックなムードを両立。仕上げに秋を感じるチェック柄シャツを腰に巻き、シンプルカジュアルに躍動感と華やかさをプラス。フレッシュな赤がベースなので、まだまだ暑さの厳しい街中でも浮きません。

■3:ロリータ・ジェイコブスは…ツイードと濃紺デニムに任せてクラシカルな面持ちへ

程よくボディラインにフィットするシルエットにこだわり品の良さを加速。
程よくボディラインにフィットするシルエットにこだわり品の良さを加速。

2025-26秋冬のパリ ファッションウィークを訪れた、クリエイティブディレクター、ファッションディレクターのロリータ・ジェイコブス。夏の気候が長引きそうな今年、白Tシャツは五分袖くらいの丈、コンパクトな形に更新すると服装選びが難しい時期に重宝しそうです。キレイなシルエットのTシャツには、濃紺のストレートデニムパンツをプラスしてフランクさを払拭。パンツの色に馴染ませたネイビーのツイードベストを重ね、奥行きを授けながら品の良い華やかさを手に入れて。白と濃いブルーを基調とすれば、暑いときには清涼感を、涼しい時間帯にはノーブルなオーラを放つことに成功します。


「白Tシャツ×ブルーデニムパンツ」を、端境期に着こなす方法をご紹介しました。秋らしい素材や柄をミックスして、季節のはざまならではのお洒落を楽しみましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香