「老ける」ってなんと読む?「ろうける」ではないですよ!

明日、9月15日は、国民の祝日『敬老の日』ですね。「多年に渡り社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。本日は「高齢」に関連した日本語からクイズをお送りします。

【問題1】「老ける」ってなんと読む?

「老ける」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「年をとる。また、年寄りじみる」という意味です。

<使用例>

「義母は若々しくて老けた感じがないから、『敬老の日』に贈り物をしていいか迷うわ」

「○ける」。
「○ける」。

さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 老ける(ふ-ける) です。

高等学校程度の常用漢字の読みかたです。
高等学校程度の常用漢字の読み方です。

よく使う言葉ではありますが、漢字表記ですと意外と読めない方もいらっしゃるようなので、おさらいしてみました。最近は実年齢が高くても若々しい方が多く、「老けた」印象の方が少なくなりましたね。「高齢者」の定義もさまざまで、WHOでは65歳以上、日本の「高齢者の医療の確保に関する法律」では65歳以上、「道路交通法」では70歳以上とされており、何をもって「高齢者」として扱うかは、やや悩ましいところです。

では2問目にまいりましょう。

【問題2】「百寿者」ってなんと読む?

「百寿者」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「100歳以上の人」という意味です。

<使用例>

「母の家系は長寿の傾向が強くて、いまも親族に百寿者が3人いらっしゃるのよ」

かな7文字です。
かな7文字です。

さて、正解は?

※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 百寿者(ひゃくじゅしゃ) です。

「寿ぐ(ことほ-ぐ)」という字の入った素敵な言葉ですね。

「百寿者(ひゃくじゅしゃ)」と同じ概念の言葉は英語圏にもあり、「百年=一世紀(century)を生きた人」という意味で「centenarian (センテナリアン)」と呼びます。

***

本日は、9月15日『敬老の日』にちなんで、「高齢」に関連する日本語から、

・老ける(ふ-ける)

・百寿者(ひゃくじゅしゃ)

の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/内閣府ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱