ダークカラーに安心する秋冬シーズン。鮮やかなレッドをカンフル剤にして、着こなしに鮮度を授けましょう。ぱっと目を引くカラーをうまくまとめたお洒落賢者たちのスタイリングテクニックをご紹介します。

■1:マーリーズ・ピア・ファイフホハーは…扱いやすいストライプ柄を相棒デニムと一緒に

シャツの裾をラフにインする小技が立体感に繋がります。
シャツの裾をラフにインする小技が立体感に繋がります。

ミュンヘンでスナップされた、インフルエンサーのマーリーズ・ピア・ファイフホハー。鮮やかなレッドは難しそう… そんなときはストライプシャツで取り入れ色の印象の強さを和らげながら、同時にクリーンさを手に入れて。また相棒的存在のブルーデニムパンツとなら気張って見えないコーディネートに着地。濃紺を選ぶとクラシカルな秋らしさを漂わせることができます。これだけでも素敵ですが、白ニットを引っ掛け、さらにこっくりとしたバーガンディのキャップを投入しリズミカルなメリハリを誕生させて。

■2:リサ・エイケンは…ワンツーコーデは威力のあるアイテムを厳選してモダンさを醸す

力強い赤を受け止めるモードな黒レザー。
力強い赤を受け止めるモードな黒レザー。

「VOGUE Shopping」のエグゼクティブ・ファッション・ディレクターを務めるリサ・エイケンの、パリ ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。スカーフ付きのブライトレッドブラウス、スパイシーな黒レザースカートという少数精鋭な着こなしで、シンプルを成功へと導いて。袖をブラウジングしてボリュームを持たせたトップスには、やや細身のボトムを合わせるとバランスアップが実現。太めのシルバーバングルやサムループサンダルといったスタイリッシュな小物も都会派な装いにマッチ。

■3:ギリ・ビーガンは…部分的にレッドを覗かせニュアンスカラーの輪郭をぼやけさせない

アウターの袖を捲って膨らみを作り、シルエットに抑揚をつけて。
アウターの袖を捲って膨らみをつくり、シルエットに抑揚をつけて。

最新コペンハーゲン ファッションウィークのストリートに現れた、雑誌『JOYS』の編集長を務めるギリ・ビーガン。秋に映えるベージュのショートトレンチコートとスエードバッグに、白のレーストリムミニスカートを添えてしなやかなフェミニンスタイルをメイク。ニュアンスカラーの輪郭がぼやけてしまわないよう、トップスは主張のある鮮やかレッドのカーディガンをセレクト。襟、裾、袖の3か所を覗かせ、小気味よく見せました。


今回は注目カラーの「レッド」を使った秋スタイルを3選お届けしました。一点投入するだけでたちまち旬のムードをまとえ、キャッチーさが叶います。生き生きと見えるカラーを味方につけ、着映えスタイルをつくりましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香