2025年8月24日、スコットランド・アバディーンシャーにあるバルモラル城近くの教会へ向かう際、車内からこれまでで最もブロンドの髪を披露した英国・キャサリン皇太子妃。夏の日差しなどの自然要因か、もともとのブラウン系の髪に“サンキス(sun-kissed)ハイライト”が入り、軽やかで夏らしい色味が新鮮!と話題になりました。
夏季休暇が明けると、米国・トランプ大統領夫妻の公式訪問もあり早速多忙な毎日に。今回は、通常の公務で見せたスーツからビジネスカジュアルまで、控えめで洗練シックなスタイルを9月のスナップからプレイバッグしていきましょう。
■1:英国の秋に似合う!グリーンで仕上げた「ツイードジャケット」の装い

2025年9月4日、ロンドンにある自然史博物館の、新しく改装された庭園を訪問。グリーン系のツイードジャケットに白シャツ、グリーンのアンクル丈パンツを纏っています。9月に入るとすでに肌寒く、湿気を含んだしっとりとした空気感に包まれる英国。そんなムードに映える、深い森を思わせるディープなグリーンのルックは、この日のイベントにぴったり。足元はタンカラーのポインテッドローファーを選び、フェミニンに仕上げています。
■2:シャープなシルエットのセットアップでスッキリ見え

2025年9月11日、サドベリー・シルク工場を訪問。スリムな長め丈のジャケットとストレートパンツのセットアップをモノトーンでモダンに着こなしています。ともに「ベラ・フロイト」のもの。グレーとブルーで織られたグレンチェックのクールな表情とエレガンスが絶妙に調和し、シャープななかにもモダンで少しエッジーな香りが漂う一着です。インナーはブラックニットを選び、セットアップを引き立てて。ネックレスは、皇太子妃の子供たちのイニシャルでパーソナライズしたもの。
■3:洗練グレーにやさしく柔らかなピンクでアクセント

2025年9月23日、2024年7月に起きた襲撃事件を受け、地域社会への継続的な支援を示すためにサウスポートにあるファーンバラ・ロード初等学校を訪問。この日はコート、パンツ、パンプスをグレーに統一し、シックな印象に。インナーはソフトなピンクのボウタイブラウスを選んで華やかさをオン! ピンクは愛情を象徴するカラーなので、事件で衝撃を受けた地域の人々に寄り添う気持ちを表しているかのよう。
英国王室のキャサリン皇太子妃が9月に披露した装いから、オンタイムなコーディネートをピックアップしご覧いただきました。公の場に相応しい、きちんと感を湛えた装いであることはもちろん、その公務の趣旨や示したい想いをさりげなく取り入れた着こなし。大人の配慮と知性を感じさせるファッションは、真似したくなるヒントにあふれています。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子