日本を代表するラグジュアリーホテルブランド、ザ・リッツ・カールトンでは、美食キャンペーン「FLAVORS IN TRANSIT 旅する味」を、2025年11月16日(日)まで開催中です。

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ザ・リッツ・カールトンで開催中のキャンペーン「FLAVORS IN TRANSIT 旅する味」

本キャンペーンは、日本独自の「駅弁文化」から着想を得て、各地の風土や食材、職人の技を現代の感性で再構築するもの。明治時代に生まれた駅弁を、地域の魅力を伝える「旅する味」として再解釈し、日光、東京、京都、大阪、福岡、沖縄の6つのリッツ・カールトンで多彩なメニューを展開しています。

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「博多曲物 ワークショップ& 特製弁当 エクスペリエンス」¥28,800(税・サービス料込み)

その中で、「ザ・リッツ・カールトン福岡」では、福岡県の伝統工芸「博多曲物(はかたまげもの)」のお弁当箱作りを体験し、完成した箱に、館内の日本料理「幻珠(げんじゅ)」のシェフが地元食材で仕立てた美しいお料理を詰めてくれる、特別なワークショップが行われています。

食を通して土地の文化に触れ、自ら手を動かす楽しみも味わえる特別な体験。さらに館内では、九州の恵みをふんだんに使った美食の数々や、心と身体を解きほぐすスパも堪能できます。

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福岡空港や博多駅からも好アクセスの「ザ・リッツ・カールトン福岡」 

今回、Precious.jpライターが「ザ・リッツ・カールトン福岡」に宿泊。こちらのキャンペーンを体験してきましたので、その魅力を余すところなくお届けします。

【館内と客室】アートと伝統、福岡らしさがあふれるラグジュアリー空間

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エントランスを入ると現れる通路

福岡市の中心部にそびえる25階建ての商業施設「福岡大名ガーデンシティ」。その上層9フロアに位置するのが、「ザ・リッツ・カールトン福岡」です。

1階に足を踏み入れると、ホテルそのものというよりも、まるで「日常から一歩離れるための入口」のよう。訪れる人に非日常への期待感を抱かせるよう意図して設計された空間が、静かに出迎えてくれます。

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季節の花が迎えてくれる空間
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月と玄界灘の情景を描いた屏風

その先に足を踏み入れると、凛とした気配が漂う、和モダンな空間が広がります。

デザインを手掛けたのは、オーストラリアの建築事務所 LAYAN Architects + Designers。福岡の伝統工芸「博多織」に深く魅せられた彼らは、「織り」をデザインコンセプトに採用したそう。ホテル館内、福岡の街、そして過去・現在・未来――その3つを結ぶという意味を込めて、空間全体を構築しています。

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水墨画のようにも見える1階のアート
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近づくと、無数の糸で構成されているのがわかる

1階には、無数の糸が立体的に垂らされた印象的なアートが飾られています。これは「博多織」の模様をモチーフに、福岡・宗像大社をイメージして制作されたもの。

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「The Bar」に設えられたパーテーションも必見

さらに、さらに、開業前にホテルのデザイナーが福岡の老舗「西村織物」を訪れた際に心を奪われたという、江戸時代の青と黄色の伝統柄を再現したパーテーションも見どころのひとつです。現存する唯一の江戸期博多織であり、ここでしか出合えない貴重なアートピースです。

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50平方メートルのスカイラインビューの客室
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ゆったりとしたソファーの前に飾られたアート

福岡らしさを感じられるのは、館内のアートや共用空間だけではありません。客室は、福岡の土地の個性からインスピレーションを得たモダンなデザイン。竹細工や博多織など、地元の伝統工芸を取り入れたインテリアやアートワークが、空間に温もりと個性を添えています。

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向かって左が洗面台、右にバスルーム

お風呂は、仕切りを開ければガラス越しに外の景色を眺めることができ、開放感たっぷり。昼間は扉を開けた瞬間に差し込むやわらかな光に包まれ、夜は福岡の街の夜景が静かに広がります。

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陶器の器やお茶セットのしつらえも魅力的
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「茅乃舎」とコラボしたスープなど、ドリンク類も豊富

ウェルカムアメニティーには、博多が発祥ともいわれる饅頭やフルーツに加え、福岡に本社を構える「茅乃舎」とザ・リッツ・カールトン福岡がコラボレーションした、ここでしか味わえない限定スープも。

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ナイトウエアは「DEREK ROSE」
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ドライヤーは「レプロナイザー」

ナイトウエアは、英国の高級ブランド「DEREK ROSE(デレク ローズ)」のコットン素材。驚くほどしっとりとした肌触りで、ずっと着ていたくなるような心地よさでした。また、ドライヤーは髪にやさしい仕上がりで人気のレプロナイザー。細部にまでこだわり抜かれたアメニティが、女性の心を満たす滞在を演出してくれます。

【ワークショップ&特製弁当】伝統工芸と美食を味わう「体験型ランチタイム」

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エプロンなども用意され、手ぶらで参加できるワークショップ
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講師は、福岡で唯一の「博多曲物」工芸士・柴田玉樹氏

2025年11月16日(日)まで、「ザ・リッツ・カールトン福岡」でのみ開催されている「博多曲物(はかたまげもの)」のワークショップ。

福岡県の無形文化財に指定されている伝統工芸「博多曲物」は、杉や檜(ひのき)の薄板を熱で曲げ、桜の皮で綴じて仕上げる技法が特徴。金属を使わないため軽くて丈夫で、関東では「まげわっぱ」として親しまれるぬくもりある逸品です。

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桜の皮は節を避け、6ミリ幅で裁断
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お弁当箱に穴をあけ、桜の皮を通し完成

体験では、伝統や作り方の背景を学んだのち、実際に桜の皮で仕上げる工程を行いました。カットした桜の皮を小刀で表裏を交互にそぐように薄くならし、艶が出るまで丁寧に整え、3目を縫います。

桜の皮が途中で切れてしまったり、均等に薄くするのに苦戦したりと、想像以上に難しい……。それでもアドバイスをいただきながら、少し手を添えてもらいつつ、なんとか完成にたどり着きました。

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お弁当は「鰻せいろ風飯 秋の吹き寄せ弁当」「海鮮ばらちらし 秋の吹き寄せ弁当」「九州産 黒毛和牛 牛そぼろ飯 秋の吹き寄せ弁当」の3種類

完成したお弁当箱には、日本料理「幻珠(げんじゅ)」のシェフが厳選した地元の食材で作った料理を詰めていただけます。3種類から選べるメニューの中で、筆者が選んだのは「九州産 黒毛和牛 牛そぼろ飯 秋の吹き寄せ弁当」。

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日本料理「幻珠」の落ち着いた空間でランチタイム

鹿児島産牛ロースはほどよい焼き加減で、しっとりと柔らか。そぼろご飯の上品な味わいと調和します。明太子入りの卵焼きや福岡のタコの旨煮、長崎産イカの唐揚げなど、九州の恵みを詰め込んだおかずが彩りよく並び、見た目にも美しいひと箱。キクに見立ててカットされたカブの酢のものなど、季節感の演出も印象的でした。

自分で仕上げたお弁当箱に詰められたお料理は、味わいはもちろん、ひときわ愛着がわき、格別のひとときに。

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ザ・リッツ・カールトン福岡のロゴ入り

制作したお弁当箱は、西村織物 特製の博多織の風呂敷とともにお土産として持ち帰ることができます。伝統工芸に触れ、美食を堪能し、心まで満たされる、そんな豊かな体験でした。

「博多曲物 ワークショップ& 特製弁当 エクスペリエンス」予約はこちら

【ホテルの美食】九州の恵みを堪能できるダイニング

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コースの肉料理「福岡県八女 はかた極味鴨むね肉のロースト 焼き芋 はちみつ デュカ」

日本料理「幻珠(げんじゅ)」以外にも、館内のレストランやバーでは、地元の食材や味覚を生かした多彩なメニューが楽しめます。

夕食は、サステナブルな方法で生産された地元産の食材を使い、独創的な西洋料理を提供する「Viridis(ヴィリディス)」へ。シンガポールで8年連続ミシュラン一つ星を獲得し、国際的に活躍する山中賢二氏が料理長を務めるこちらでは、ほかでは出合えない「新しいおいしさ」に満ちたコースをいただきました。

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まず「福岡県産 星野村 八女伝統本玉露」をしずく茶で
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その後調味し、茶葉を味わう

印象的だったのは、コースの始まりに登場した、福岡県八女市・星野村の高級玉露。とろみのある甘みとうまみが際立ち、舌にまとわりつくような奥行きのある味わいです。

まずはしずく茶としてひと口、その後、鮎の魚醤やかき酢、オリーブオイルを加えて、調味された茶葉そのものをいただくという、まさにお茶の新しい楽しみ方。この発想には驚かされました。

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「シグネチャー マッシュルームカルテット トリュフ風味茶碗蒸し 玄米 カレーオイル」
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「福岡県 玄界灘産 甘鯛の鱗焼き 梨のコンディマン パセリオイル 熊本県堤酒造 サケベルムース」

ほかにも、トリュフの香りがふんわりと広がるシグネチャーメニューの茶碗蒸しや、福岡・玄界灘産の甘鯛の鱗焼きなど、どのひと皿にも素材の持ち味と美意識が息づいていました。

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船をイメージしたというバーの店内は、華やかで洗練された雰囲気

食後には、博多湾を行き交う船をイメージしたスタイリッシュなバー「Bay(ベイ)」へ。

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佐賀県産 みつせ鶏もも肉、熊本県産 肥後あそび豚ばら肉、九州産 黒毛和牛サーロインを使った炭火焼
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マリオットカクテルコンペティション2025で優勝した「レギューム ウブリエ」(奥)と「明太マティーニ」(手前)

テラス席では、博多湾の夜景を眺めながら、炭火焼料理や特製カクテルをゆったりといただけます。

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糸島産のメンマや福岡県産の海苔が入った鶏白湯ラーメン

屋台メニューとして用意されていた鶏白湯ラーメンもいただきました。一流ホテルの味わいの中に、気取らない福岡の食文化が息づいていて、思わず笑顔に。お腹いっぱいだったにもかかわらず、つい箸が伸びてしまうほどのおいしさでしたよ。

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人気の「明太子フランス」も焼き立て
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佐賀県の老舗ローカルブランド「村山牛乳」も並ぶ

翌朝は、「Viridis」で朝食ブッフェ。和洋のメニューやフルーツが豊富に並び、地元ならではの飲み物も充実しています。

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「さつま揚げ 卸しポン酢」「自家製豆腐」「胡麻カンパチ」など、どれもが上品な味わい

筆者は和食を中心にいただき、オーダー後に調理していただける卵料理の中からは、シグネチャーオムレツ「明太子・博多ねぎ・茅乃舎だしの出汁巻きオムレツ」をセレクト。これが本当に絶品でした。

ホテルの中にいながら、福岡、そして九州のおいしさを心ゆくまで堪能。おいしさのあまり、つい食べすぎてしまうほどの充実ぶりでした。

【スパ体験】香りに包まれて癒やされる、至福のリラクゼーションタイム

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スパ入口
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個室へと続く廊下にも上質な趣が漂う

滞在の締めくくりは、最上階にある「ザ・リッツ・カールトン スパ」でのリラクゼーショントリートメント(60分コース)を体験させていただきました。

施術の前に、身体の悩みや重点的にケアしてほしい部分などを記入する簡単なコンサルテーションに答え、トリートメントがスタート。使われるのは、イギリスのスキンケアブランド「ESPA(エスパ)」のトリートメントオイル。2種類の香りから、その日の気分や体調に合わせて選びます。

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心ひかれる方の香りをチョイス

ひとつは、「インビゴレイト」や「エナジー」をイメージした爽やかなタイプ。ペパーミントやユーカリなどの成分がブレンドされ、デトックス効果があり、身体を整えたいときにぴったり。もうひとつは「リラックス」をテーマに、ラベンダーやゼラニウムなどを配合。ホルモンバランスを整え、深い安らぎへと導いてくれます。

その日の体調によって、選ぶ香りが変わる方も多いそう。ちなみに筆者が今回選んだのは「リラックス」。このESPAオイルは、ザ・リッツ・カールトン福岡のスパのために特別にブレンドされたものだそうです。

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落ち着いた雰囲気のマッサージルーム

普段あまりマッサージを受けることのない筆者ですが、あまりの心地よさにうっとり。「中程度の強さで」とお願いしましたが、施術を受けながら、全身が想像以上に凝り固まっていたことを実感し、終わったあとは、身体がふわりと軽くなったように感じました。

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リラクゼーションスペース
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ドリンクのほか、冷蔵庫にはフルーツも

施術後は、ラグジュアリーなリラクゼーションスペースでひと息。甘酒やリフレッシュウォーター、フルーツなどをいただきながら、余韻に浸ります。

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スパ入口には、「ザ・リッツ・カールトン」のシンボル、愛らしいライオンの姿も

ザ・リッツ・カールトン スパ 福岡は、ワールド・スパ・アワードで「Japan's Best Hotel Spa 2024(日本ベストホテルスパ)」にも選ばれた、名実ともに最高峰のスパ。心と身体がほどけるような至福の時間でした。


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プールから望む夕陽は、ぜひ眺めておきたい絶景

美食に癒やし、そして心に残る体験が詰まった「ザ・リッツ・カールトン福岡」。館内最上階にはプールもあり、水面越しに眺める夕陽の美しさは、スタッフも絶賛するほど。この秋は、感性を満たす「特別な秋旅」へ出かけてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先

  • ザ・リッツ・カールトン福岡 
  • 「博多曲物 ワークショップ& 特製弁当 エクスペリエンス」
    日時/2025年11月16日(日)まで、9:30~13:00 または 15:00~18:30 ※10日前までの事前予約制(予約の可否は講師のスケジュールにより変動)、宿泊以外の方も申し込み可能
  • TEL:092-401-8888
  • 住所/福岡県福岡市中央区大名2-6-50 福岡大名ガーデンシティ

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この記事の執筆者
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WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美