「積読」ってなんと読む?「せきどく」ではないですよ!
明日、10月27日から11月9日は『読書週間』です。現在では、毎年「11月3日の『文化の日』を中心とした2週間」とされています。第二次世界大戦の終戦から間もない1947(昭和22)年から展開されたキャンペーンで、開始当時の目標は「読書の力によって、平和な文化国家をつくろう」でした。現在では小中学校でも取り入れられるなど、全国に定着していますね。大人になると、日々がめまぐるしく、読書から遠ざかっている方もいらっしゃると思いますが、この機にぜひ、読んでみたい一冊を御手にとってみてはいかがでしょうか?本日は「読」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「積読」ってなんと読む?
「積読」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「書物を買ったまま読まないでただ積んでおくこと」を、洒落を込めて表現した言葉です。
<使用例>
「改めて調べてみたら、積読になっていた本が10冊以上あったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 積読(つんどく) です。
「積読」は、明治時代にはもう使われていた表現のようで、複数の辞書に掲載されている言葉なのです。日本は、古くから言葉遊びの文化がございますので、こうした言い回しが長く広く使われているのですね。とはいえ「本を積んでおく」ではもったいないですから、ぜひ読んでくださいね。
では、二問目にまいりましょう。
【問題2】「読唇術」ってなんと読む?
「読唇術」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「相手の唇の動きや形から言葉を読み取る技術」の事で、耳の聞こえない人の対話法のひとつとされます。
<使用例>
「あなただけにこっそり伝えたつもりが、読唇術で読み取られてしまったのかしら?」
さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 読唇術(どくしんじゅつ) です。
これを熟練した人は、日常会話には不自由しない程度に発語を読み取れるようになるそうです。
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本日は、明日・10月27日からスタートする『読書週間』にちなんで、「読」という字の入った日本語から、
・積読(つんどく)
・読唇術(どくしんじゅつ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/読書推進運動協議会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















