【目次】

【キティちゃん誕生日の基本情報と記念日の意味】

■いつ?

「キティちゃんの誕生日」は11月1日です。この記念日は、ライセンスやテーマパークの事業を主とする株式会社サンリオの公式ページに、ハローキティのプロフィールとして明記されています。

■キティちゃんは「何歳」になるの?

キティちゃんは1974年の11月1日にデザイン製作されたキャラクターです。サンリオではこの日を、キティちゃんのバースデーとしています。ハローキティの世界観では「永遠の小学生」的な設定で、公式には年齢を明示していませんが、キティちゃんは今年51歳ということに。ご存知のように、毎年、さまざまなコラボに挑戦していうキティちゃんは、見た目もハートも若々しいですね!

■アニバーサリーイベントは?

50周年を迎えた昨年(2024年)には、「ハローキティ50th The Fashionable Ribbons バースデーデザインシリーズ」が、全国のサンリオショップや百貨店のサンリオコーナーなどで限定販売されました。

2025年も、11月1日(土)から、サーティワン アイスクリームでコラボキャンペーン「HELLO KITTY Loves ICE CREAM」 が開催されています。たとえば、「ハローキティ スペシャルダブルカップ」は、ポッピングシャワーデザインがかわいいキティのチャーム付き。このほかにも、この時期だけの限定商品が勢揃いしています。


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■キティちゃんの本名を知ってる? Profileを知りたい!

公式プロフィールに基づくと、キティちゃんの本名はキティ・ホワイトです。1974年11月1日に、ロンドンの郊外で、パパのジョージとママのメアリーの間に双子の姉として生まれました。双子の妹、ミミィとは大の仲良し。身長はリンゴ5個分、体重はリンゴ3個分の、明るくて優しい女のコです。

好物はママのつくったアップルパイ。キティちゃん自身も、クッキーをつくったりピアノを弾くのが大好きで、将来の夢はピアニストか詩人になること。チャーミーキティという名前の猫のペットを飼っています。また、星座はさそり座、血液型はA型ということが、ファン設定として広く紹介されています。

■家族構成は? 双子の妹・ミミィとの見分け方は?

公式サイトのキャラクタープロフィールと、ファン設定による情報をまとめると、以下のようになります。

・ミミィ(双子の妹)
本名ミミィ・ホワイト。ちょっぴり内気で、はずかしがり屋さん。双子だけに、キティちゃんとはそっくりで見分け方が難しいのですが、左の耳にリボンをつけているキティちゃんに対し、ミミィちゃんは右の耳にリボンをつけていますよ。

・パパ
本名はジョージ・ホワイトで、誕生日は6月3日の商社マン。家族がみんな頼りににしている、ステキなパパです。ちょっとおとぼけで、ユーモアセンスはバツグンなのだそうです!

・ママ
本名メアリー・ホワイト。誕生日は9月14日。元ピアニストのママはとっても優しくて、お料理、お掃除、お洗濯が大好き。アップルパイ作りの名人です。

・おじいちゃん
誕生日は10月25日。本名はアンソニー・ホワイト。キティ一家の近くに住んでいて、絵を描くことが趣味。物知りで、いつもおもしろい昔話をしてくれます。

・おばあちゃん
本名マーガレット・ホワイト。誕生日は3月31日。プディング作りが得意。ロッキングチェアにすわって、刺しゅうをするのが趣味です。

・チャーミー
2004年から仲間入りした、キティ一家のペットである白い猫。「チャーミーキティ」というキャラクターシリーズで展開されている人気キャラです。

・ダニエル
ダニエル君はキティちゃんのボーイフレンドです。カメラマンをしているパパの仕事の都合で、いっときはアフリカに行ってしまいましたが、世界を廻ったのちに、ニューヨークからキティちゃんの元に帰ってきました。ふたりは「遠恋」だったのですね!

■キティちゃんのデビューはいつ? 猫なの?

ハローキティは、1975(昭和50)年に、女子小学生向けの文房具や雑貨身を中心とした、キャラクターブランド「ハローキティ」のキャラクターとして商品化されました。デザイン自体は1974年に誕生しており、最初に発売されたアイテムは、透明のビニールにキティちゃんがプリントされたプチパース(がま口)でした。
その見た目から、“猫”と言われますが、キティちゃんは「猫をモチーフとした女の子」とされていて、公式には猫そのものとは定義されていません。白く大きな丸顔、三角形の耳、両ほほにある3本ずつの猫ひげ、赤いリボンが、デザインの特徴。

現在では、約130の国と地域でキャラクター展開されており、サンリオ全体に占める海外売上も大きな割合を占めるなど、世界中で愛され続けています。

■どうしてキティちゃんには口がないの?

キティちゃんの発売元であるサンリオに「なぜ口がないか」を尋ねると、「口はみなさん自身で付けてください」という答えが返って来るそうです。実際、キティちゃんに口を付けてしまうと「表情」が決まってしまいますよね。でも、あえて口を描かないことによって、見る人が自由に表情を想像し、感情移入できるようになっているのです。

たとえば、見る人が嬉しいときには嬉しそうに見え、悲しいときには寄り添って一緒に悲しんでくれるように感じられます。そんなふうに、キティちゃんは“心で語るキャラクター”として、世界中の人たちの気持ちに寄り添ってきました。私たちの想像力を刺激する、キティちゃんのこんなところも、世界中で長く愛される魅力のひとつなのかもしれません。

■左右対称のお顔じゃないって、知ってた?

キティちゃんの顔は、一見すると左右対称のデザインのように見えますね。でも、ファンの観察によれば、リボンが片方にしかないことに加え、お顔をよ〜く見てみると、向かって右側のリボンがある方のヒゲや耳が、少しだけ上がっているんです。さらにリボンのかたちも、左右で大きさが微妙に違うんですよ。

■もともと名前がなかったってホント?

ハローキティが誕生したのは1974年。翌1975年には、透明ビニールのがま口(プチパース)にプリントされ、商品として初登場した、というのは先にご紹介した通り。そのころからすでに「キティ」という名前は存在していたという記録もありますが、一部では「当初は“名前のない白い子猫”と呼ばれていた」という説も語られています。

実は、この「キティ」という名前の由来には、英国の作家ルイス・キャロルによる小説『鏡の国のアリス』に登場する猫のキャラクター“キティ”が関係しているといわれています。そして、その名前に“ハロー”という親しみやすい挨拶を組み合わせて、「ハローキティ(Hello Kitty)」というブランド名が生まれたのだそうです。

なお、正しい名前の表記は「キティ(Kitty)」であり、「キティー」などの表記は誤り。ちょっとしたことですが、正式名称にはぜひこだわって覚えておきたいですね。

■キティちゃんは世界でどれくらい人気者なの?

アメリカの金融企業「TitleMax」社が発表した、2018年までの世界のキャラクタービジネスのビジネス規模を累計したランキングによれば、1位がポケットモンスター(921億2100万ドル)で、2位がハローキティ(800億2600万ドル)となっています! そして3位以下は、ディズニーのくまのプーさん(3位:750億3400万ドル)、ディズニーのミッキーマウス&フレンズ(4位:705億8700万ドル)、スターウォーズ(5位:656億3100万ドル)、アンパンマン(6位:602億8500万ドル)。日本生まれのキャラクターが、いかに世界中で人気を博しているかがわかりますね。

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キティちゃんの海外人気が拡大したのは2000年代以降のこと。ケイティ・ペリーやレディー・ガガなど、世界のセレブリティがキティちゃんのファンであることを公言し、話題となりました。とてもおしゃれなことで知られるキティちゃんですが、1974年のデビューでは、当時大流行していたオーバーオールを着ていました。

あなたの思い出のキティちゃんは、どんなファッションをしていますか?

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料:『デジタル大辞泉』(小学館) /サンリオ(https://www.sanrio.co.jp) /東洋経済「毎年1500億円超も稼ぐ「アンパンマン」の凄みとは? お客さんは日本の乳幼児ばかりなのに世界トップクラスのキャラクター経済圏を構築」(https://toyokeizai.net/articles/-/867039?display=b) /情報労連「キティちゃんに口がない理由」(https://www.joho.or.jp/column/column-1) :