今季、足元のトレンドが新たなフェーズに移行中。しばらく続いていたボリュームのある靴の流行が落ち着き、今、注目を集めているのはスマートで洗練されたフォルムの靴です。

雑誌『Precious』11月号では【「軽やかな靴」が、足元バランスの新法則】と題し、快適さはもちろんのこと、すっきりしたシルエットで「軽やかさ」を宿した3タイプのシューズ、「メリージェーン」「ローファー」「キトゥンヒール」についてご紹介しました。

今回その中から、最愛ブランドから厳選した「キトゥンヒール」シューズをセレブリティのスナップと共にご紹介します。

【キトゥンヒール】シーンを選ばないノーブル靴で大人にふさわしい気品と余裕を

ともすれば、足元に緊張感が生まれる高すぎるヒールよりも、軽やかな印象をもたらす低めヒールの人気が上昇中。信頼感を大切にする大人に欠かせない5.5cm以下のキトゥンヒールを厳選しました。

プラダとフェラガモのパンプス
靴 1.[ヒール5.5cm]¥214,500/予定価格(プラダ)、2.[ヒール4cm]¥137,500(フェラガモ・ジャパン)

■1:プラダ|味わいのあるヴィンテージライクな風合いでエッジィに

アンティーク調の加工やクラフト感漂うディテールで、甘くなりがちなヒール靴にこなれ感をもたらして。トウや踵部分には、切りっぱなしのレザーを施し、「プラダ」らしい意外性をオン。リボンの端にさりげなくゴールドのロゴが輝いて。

■2:フェラガモ|ラムレザーの黒リボンでエレガンスを堪能

美人力を上げるキトゥンヒールには、1927年に靴工房からスタートしたイタリアブランドならではの矜持が宿る。ポインテッドトウに浮かぶ優美なリボンが視界に入るたびに心が浮き立って。ストラップには「ガンチーニ・バックル」を採用。

ロジェ・ヴィヴィエ、セルジオ ロッシ、ジミー チュウのパンプス
靴 3.『ヴィヴ インザシティ』[ヒール4.5cm]¥152,900(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、4.『サージ スリングバック』[ヒール2.5cm]¥126,500(セルジオ ロッシ ジャパン)、6.『スカーレット』[ヒール5cm]¥154,000(JIMMY CHOO)

■3:ロジェ・ヴィヴィエ|繊細なドットホールの装飾で軽やかな洒落感を放つ

ベージュのスエードレザーに、パーフォレーションを施した一足。パンツでもスカートでも合わせやすく、ボトムを選ばない汎用性がありながらも、アイコニックなスクエアバックルが印象美をもたらす。

■4:セルジオ ロッシ|構築的なフォルムを追求し品格とモード感を両立

トライアングルシェイプのヒールが今どきのムードを演出。トウ先もピラミッド型にすることで、一歩先のベーシックスタイルを叶えてくれる。アクアミント色のインソールには、ステッチを見せない工夫が施されて。

■5:JIMMY CHOO|コルセット風のレースアップはドラマティックな美しさ

ポインテッドトウに手作業で施されたコルセットのような編み込みや、丸みを帯びたドロップヒールの凝ったディテールで鮮度アップ。エラフェプリントのレザーと濃厚なコニャック色を掛け合わせた一足で、足元に迫力を。

【KITTEN HEEL SNAP】

レティシア王妃のファッションスナップ
(C)getty images

品格溢れるワンピーススタイルで公務に出席するレティシア王妃。スリングバックのパンプスは、キトゥンヒールを選んで凛と。

キャロライン・イッサのスナップ
(C)getty images

キャロライン・イッサは、モチーフ付きのキトゥンヒールをスーツスタイルに合わせて。ジェントルエレガンスな着こなしが完成。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
SHINMEI(SEPT)
STYLIST :
望月律子(KIND)
EDIT&WRITING :
川口夏希、木村 晶(Precious)
写真提供 :
getty images