今季、足元のトレンドが新たなフェーズに移行中。しばらく続いていたボリュームのある靴の流行が落ち着き、今、注目を集めているのはスマートで洗練されたフォルムの靴です。

雑誌『Precious』11月号では【「軽やかな靴」が、足元バランスの新法則】と題し、快適さはもちろんのこと、すっきりしたシルエットで「軽やかさ」を宿した3タイプのシューズ、「メリージェーン」「ローファー」「キトゥンヒール」についてご紹介しました。

今回その中から、最愛ブランドから厳選した「ローファー」シューズをセレブリティのスナップと共にご紹介します。

【ローファー】重量感から軽快感へとシフト!ハンサムな表情が断然気分

原点回帰のムードが流れる今季は、むだを削ぎ落としたローファーに注目が集まっています。すっきりとしたフォルムでシンプルに徹するからこそ、上質な素材やクラフツマンシップが光る一足を選んで。

ルイ・ヴィトンのサンローランのローファー
靴 1.『フロール カーシュー』[ヒール0.5cm]¥172,700(ルイ・ヴィトン)、2.『ローラン ミニマリスト モカシン』[ヒール0.5cm]¥517,000(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)

■1:ルイ・ヴィトン|明るいエクリュレザーにゴールドのモチーフが映える

足どりを軽やかに見せるエクリュカラーのローファー。旅をルーツにもつ「ルイ・ヴィトン」らしいパドロック(錠前)がアクセント。柔軟性のあるラバーソールにまで「モノグラム・フラワー」が刻まれ、見えない部分までプレイフルに。

■2:サンローラン|上質なエキゾチックレザーが大人の足元に品格を生む

極上のオーストリッチレザーとミニマルなデザインが秀逸。上品なベージュが立体感のあるクイルマークや、トウ部分に施された精緻なギャザーを際立たせる。

グッチ、トッズ、プラダのローファー
靴 3.『グッチ ホースビット 1953』[ヒール1.5cm]¥148,500(グッチ)、4.[ヒール1.5cm]¥152,900(トッズ・ジャパン)、5.[ヒール2cm]¥181,500/予定価格(プラダ)

■3:グッチ|ヌバックレザーを用い、2WAYで楽しめる才色兼備な一足

1953年に誕生して以来、愛され続けるアイコニックなローファー。乗馬の世界から着想を得た「ホースビット」が、起毛感のあるヌバックレザーにキレ味をもたらす。踵を踏んで履くこともでき、リラクシーな雰囲気を楽しめる。

■4:トッズ|硬質なシルバーモチーフでコンテンポラリーな味付けを

長く伸びたノーズやニュアンスのあるカーキ色のレザーが、ハンサムな足元を演出。スクエアトウに施されたシルバーのパーツは、バレッタ(髪留め)がインスピレーション源。光沢のあるレザーには陰影が浮かび、秋の装いに深みをもたらす。

■5:プラダ|クラシックな余韻が漂う一足で知的なムードを添えて

アイビールックの象徴でもあるペニーローファーで装いをフレッシュに。甲部分には、切り込みを入れたサドルベルトが施され、タイムレスな風格を物語って。ゴールドのシグネチャーと艶やかなブラックカーフが、魅惑的なコントラストを奏でる。

【LOAFERS SNAP】

ケンダル・ジェンナーのファッションスナップ
(C)getty images

シンプルな黒ローファーを愛用しているケンダル・ジェンナー。グリーンのラップコートに迫力があるぶん、足元は引き算のバランスを。

オリヴィア・パレルモのスナップ
(C)getty images

好感度の高いおしゃれにファンが多いオリヴィア・パレルモ。白ローファーで足元をすっきり仕上げ、クリーンな装いに。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
SHINMEI(SEPT)
STYLIST :
望月律子(KIND)
EDIT&WRITING :
川口夏希、木村 晶(Precious)
写真提供 :
getty images