「二世(にせ)」ってどういう意味?「二世(にせい)」とは別の言葉です!
明日、11月2日は『いいふたりの日』『ペア活の日』など、11(いい)と「2人」をキーワードとした複数の記念日に制定されています。今年は3連休の「2日目」でもありますし、本日は「二」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「二世(にせ)」ってどういう意味?
「二世(にせ)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:現世と来世
2:この世とあの世
3:ふたつの世帯
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:現世と来世 また 2:この世とあの世 のふたつです。
「二世(にせい)」と読めば、「二代目」「親の跡を継ぐ男子」「移民の子で、生まれた外国の市民権をもつ人」などの意味で、「ふたつ目の世代」という構成の言葉ですが、「二世(にせ)」は「ふたつの世」という構成の言葉で「現世と来世」または「この世とあの世」を意味します。「二世」という表記に関しては、文脈による判断が必要になります。
では、二問目にまいりましょう。
【問題2】「二黒」ってなんと読む?
「二黒」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「運勢判断でいう九星のひとつ。星では土星、方角では南西」という意味です。
<使用例>
「私は『生まれ年が二黒土星だからねばり強い』って、よく祖母から言われたわ」
さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 二黒(じこく) です。
年末が近づき、来年の運勢占いなどもよく目にする季節に入りました。『九星気学』は東洋の統計学的な占術として触れる機会が多いですよね。「一白(いっぱく)」から「九紫(きゅうし)」までの九つの分類を基礎とする占術ですが「二黒(じこく)」は知らないと読めませんね。実は「にこく」と読んでも不正解ではないのですが、「二黒(じこく)」という読み方が一般的に浸透していますので、こちらで覚えておくのが無難です。
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本日は、11月2日『いいふたりの日』『ペア活の日』にちなんで、「二」という字の入った日本語から、
・二世(にせ)
という言葉の豆知識と、
・二黒(じこく)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















