明るいブルーから、ノーブルな濃紺まで… 王道のブルーデニムパンツは冬の装いをアクティブに仕上げ、ちょうどいい抜け感も授けてくれます。デニムパンツが活きるコーディネート術をチェック。

■1:ジーナ・シャルコプリアは…ネイビーコートで色の調和を意識しながら知的さをトッピング

コートの袖をブラウジングするひと手間でこなれ感を倍増。
コートの袖をブラウジングするひと手間でこなれ感を倍増。

2025年10月14日、第36回080バルセロナ・ファッションのイベントに訪れたスタイリストのジーナ・シャルコプリア。さらっとしたタッチのプレーンな白カットソーに、ライトブルーのワイドデニムパンツを合わせた王道カジュアルをベースにした着こなしです。肉感を拾わないワイドデニムパンツは、ストレートシルエットだから優雅さを両立できます。そこにネイビーのダブルブレストコートを合わせ、色のまとまりを取りながら知的なムードをトッピング。なめらかでさらっとしたタッチのビスコース混がデニムパンツにマッチして、好バランスです。ゴールドのバングルとベージュ小物を差し、寒色コーディネートにメリハリを授けてフィニッシュ。

■2:ダイアン・バトゥキナは…ボーダー×トレンチコートを合わせ冬のマリンスタイルを堪能

ボーダー柄やバランスの良い色の配置がリズミカルな印象に貢献。
ボーダー柄やバランスの良い色の配置がリズミカルな印象に貢献。

2025年9月、パリでスナップされたインフルエンサーのダイアン・バトゥキナ。ブルーデニムパンツのなかでもトラッドなムードを醸せる、濃紺をセレクトしました。ゴールド釦がアクセントのボーダーカーディガンと定番ベージュトレンチコートを掛け合わせ、冬のマリンスタイルをメイク。短めの丈のカーディガンと締め色である濃紺、すとんと落ちるコートのコンボだからスタイルアップ効果が抜群です。

バッグとスニーカーはほかのアイテムから色を拾い、一体感をオン。レザーの大きめバッグが重厚感を加えてくれ、季節感を後押しすることに成功。

■3:ケンダル・ジェンナーは…顔周りに視線を集める小物術で定番を更新

白カットソーに黒コートを重ね、顔周りにシャープさを授けました。
白カットソーに黒コートを重ね、顔周りにシャープさを授けました。

2025年10月27日、NYでキャッチされたケンダル・ジェンナー。白カットソーとライトブルーのデニムパンツ、黒のウールコートを合わせ冬の定番ミックススタイルをメイク。コートをベルトマークしてくびれを作ったり、セミフレアのデニムパンツを採用したことでしなやかさを両立できています。これだけでもコーディネートは完成しますが、ケンダルはキャップとマフラーを投入して顔周りに視線を集め、キャッチーさを演出。

キャップはパンツに馴染むよう、くすみブルーをセレクト。黒コートに奥行きを宿せるチャコールグレーのマフラーは、主張の強く出ない細めのデザインで、優雅なニュアンスを足す役割を担当。


この冬試したい「ブルーデニムパンツ」のコーディネートをお届けしました。軽快でヘルシーなパンツを取り入れれば、寒いときでもハツラツとした印象が叶います。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香