ニットという服の究極の魅力は、「軽さ」と「やわらかさ」、そして「暖かさ」に尽きる。しかしそれを実現するのは、もちろん簡単なことではない。暖かさを追求すれば、ニットは当然大量の原毛を必要とし、それは結果として重さにつながる。つまり軽くて暖かなニットとは、希少な極細の繊維を大量に使っているということだ。
クルチアーニで究極のカジュアルエレガンスを実現
1966年にペルージャで創業したクルチアーニは、そんな贅沢なニットを生み出せる、数少ないブランドである。その技術力がふんだんに盛り込まれた製品は、カシミアニットならとろけるような、シルクカシミアストールなら両手からこぼれ落ちるような、官能的な触感が楽しめる名品。それは紡績から染色、縫製にいたるまですべて自社で行えるという、恵まれた生産体制の賜物にほかならない。しかもそのおかげもあって、このブランドのニットは発色も抜群。鮮やかだが決して派手にはならず、男の装いに繊細な洒落っ気を添えてくれるのだ。
クルチアーニ定番ニット
スーツとは違い、ニットという洋服は自由だからこそ、そのセンスが問われるもの。だからこそ「軽さ」「やわらかさ」「暖かさ」に「趣味のよさ」まで兼ね備えたクルチアーニというブランドは、知的なイタリア紳士たちから選ばれ続けるのだ。
※価格はすべて税抜です。※2017年春号掲載時の情報です。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2017年春号 クラシコイタリア の 新しき三種の神器はこれだ!より
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- クレジット :
- 撮影/熊澤 透(人物)、唐澤光也(パイルドライバー/静物) スタイリスト/武内雅英(code) ヘア&メーク/ AZUMA(W manegement) モデル/ Cuba 構成/山下英介(本誌)