ファーのストールをひとつプラスすると、コーディネートが立体的に見えてリッチさもパーフェクトです。着映え効果も間違いないので、見逃せません。

■1:ピア・ウォルツバックは…ジャケットと色を揃えてインパクト十分に軽快さを香らせて

大人コーデ_1
トレンド中の横長フォルムのバッグで今っぽさを漂わせています。

インフルエンサー、ピア・ウォルツバックが2025年10月頭、パリでキャッチされたときの着こなしです。ジップアップトップスの上にキャメルのジャケットを重ね、ブラウンのスカートを愛用していました。膝上丈のスカートの装いですが、ジップ使いが特徴のトップスをメインにしているので、スポーティーな雰囲気にまとまっています。そのコーディネートにファーストールを加えると、秋冬らしいリッチなニュアンスに。ジャケットと同じカラーリングで統一感が出るだけでなく、アクティブさも十分です。

足元はシアー感のあるハイソックスとパンプスをセレクト。このアレンジが全身をモードな印象に導びいてくれるので、ぜひトライしてみてください。

■2:ヨーヨー・カオは…ボール状の愛らしいフォルムならウォーミーな雰囲気思いのまま

大人コーデ_2
ジャケットやストールより明るいトーンのバッグもふわふわ素材を取り入れて、優しいムードに。

シンガポール在住インフルエンサーのヨーヨー・カオ。2025年9月末、ミラノでスナップされた日は、白トップスにスエードのロングシャツを合わせ、レーススカートをはいていました。かなりロング丈で、脚のラインが透けるレーススカートには太めのベルトをプラスして、高めの位置でウエストをマーク。これで脚長効果をもたらしています。

ブラウンのスエードと色がぴったりマッチしたファーストールは、着こなしの主役で華やかなアクセントに。コロンとした丸みがふわふわのファーと相性抜群で、温かみがあってコーディネートに立体感をもたらします。スエードに柔らかさが加味され、女性らしさも強調できバランスのよさもお見事です。

■3:ソフィア・ローは…ケープのように使えて辛口のエレガンスを表現するのに最適

大人コーデ_3
レンズがオレンジのサングラスなら、自然とモードさが高まります。

インフルエンサー、ソフィア・ローは、2025年3月頭、ミラノで見かけられていました。タートルトップスとスカートを黒でまとめ、ファーのストールを巻きつけて颯爽と登場。オール黒が無難に見えないように、トップス代わりになっているファーストールがリッチさの決め手になっています。ファーの縁に施されたレザーパートが立ち襟のようになり、切れがよく辛口フェミニンなスタイリングが完成。

トップスのボリュームに対してスカートに入った深めのスリットが抜け感になり、軽やかさもアピールできています。脚のラインがちらっと見えるので、程よいセクシーさを放つ、膝下までのロングブーツを投入。大正解です。


今回はファーストールを愛用していた3人のコーディネートをお届けしました。華美になりすぎず、スポーツテイストとミックスさせたり、黒の装いをリッチに仕上げるのにうまく利用しています。ぜひお手本にしてみてください。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀