「まるで旅をするようにファッションを楽しむ」
旅行バッグから始まったLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)らしいフィロソフィーのもと、いつでも驚きにあふれたスタイルを提案するのがレディース・コレクション アーティスティック・ ディレクターのニコラ・ジェスキエールという存在。
革新的な発想でモードトレンドを一新してしまう彼が2017-18年AWコレクションに選んだ舞台は、ルーヴル美術館内に位置する「マルリー中庭」。カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェニファー・コネリー、ミッシェル・ウィリアムズ、レア・セドゥなど名だたるセレブをフロントロウに招いて開催された歴史的瞬間は、17-18世紀を代表するアーティストの彫刻作品が見守るなか幕を開けました。
ニコラの新たなる挑戦
クリエイティブなヴィジョンをもつニコラが今シーズン挑戦したのは、「異文化や民族性の境界線」を超えた、ボーダーレスなファッションスタイル。
まずは古代にまで遡り、ネイティブアメリカン風のファーベストや民族的な異素材のレイヤードなど、異国情緒あふれるスタイルが登場。過去へと旅した歴史的要素が凝縮しています。
次に、過去のファッションからインスパイアされた、クラシックなアメリカンスポーティスタイルが登場。スラブ民族のアクセントを効かせて、見事、異文化交流を表現しています。
最後は現代へとワープ。ここではニコルが得意とするデジタライズされた都会的で斬新なクリエーションを存分に披露しました。スポーティなエッセンスも忘れずに。
時代を超えて世界を旅しながらブランドのヘリテージをも顧みることができた濃厚な45ルック。ニコラが牽引するルイ・ヴィトンの次なる旅の行方が気になります!
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- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 写真/©Louis Vuitton Malletie 構成/石原あや乃