限定ウイスキー「ブリュレロワイヤル」× ピエール・エルメ・パリの特別なペアリングを堪能！【体験レポート】

冬のスイーツが一段とおいしく感じられる季節に、甘やかな香りを引き立てるウイスキーとともに楽しむ――。「ウイスキー×スイーツ」という新たな味わいの組み合わせに触れられるメディア向けイベントが、先日ピエール・エルメ・パリ青山で開かれました。

「ブリュレロワイヤル」参考小売価格￥21,560 ※2025年12月22日（月）より国内出荷開始

今回の主役は、2025年12月22日（月）より国内で出荷が始まる、革新的なブレンデッドウイスキーブランド「COMPASS BOX（コンパスボックス）」の新作「ブリュレロワイヤル」。

「コンパスボックス」のウイスキー

ブランドを代表する定番「ネクタロシティ」とともに、ピエール・エルメ・パリのノエルコレクションのスイーツと合わせて味わうペアリング体験が行われました。

2025年にコンパスボックスのウイスキーメイキングチームに加わった、ブレンダーのサムエル・トラヴァース氏（左）

ウイスキーづくりを「アート」と捉え、挑戦的な作品を次々と生み出し、数々の賞を受けるなど、いま注目を集める「コンパスボックス」。今回はブレンダーのサムエル・トラヴァース氏が来日し、ブレンドの構成や味について説明してくれました。

「ウイスキーは難しそう」と感じている方でも、スイーツと組み合わせることで味わいがやわらかく広がり、香りの移ろいまで楽しめるのが今回のペアリングの魅力。本記事では、当日参加したPrecious.jpライターが、2種のウイスキーと、それぞれに合わせたピエール・エルメ・パリのスイーツをご紹介します。

試してみたい！「コンパスボックス」のウイスキー×「ピエール・エルメ・パリ」のスイーツのペアリング２種

■１：ブランドの定番「ネクタロシティ」× マカロン「セレナ」

「ネクタロシティ」

最初に味わったのは、コンパスボックスを代表する定番ボトル「ネクタロシティ」。グラスに近づくと、キャラメルのような甘い香りに、ほんのり香ばしい木のニュアンスが重なり、ふわりと広がるやさしい印象です。

ひと口含むと、熟したフルーツのまろやかな甘みがなめらかに広がり、あとにはシナモンやキャラメルを思わせる甘さがゆっくり続く、ウイスキー初心者にも親しみやすい味わいです。

「ネクタロシティ」を使ったウエルカムドリンクとマカロンのペアリング

この「ネクタロシティ」に合わせられていたのが、ウェルカムカクテルとして提供された一杯に添えられた、2025年クリスマスコレクションの季節限定マカロン「セレナ」。

パンデピス（スパイスが香るフランスのケーキ）を思わせる風味のクリームに、マンダリンの爽やかな香りを重ね、さらに甘く煮たマンダリンのコンフィを忍ばせた、奥行きのある一粒です。

単体でウイスキーを味わうとほどよい力強さを感じますが、「セレナ」と組み合わせると、スパイスの温かさと柑橘のやさしい酸味がウイスキーに寄り添い、まろやかに。思わずもうひと口、もうひと粒…と手が伸びる相性のよい組み合わせで、ウイスキーに馴染みがなくても、自宅で試してみたくなるペアリングです。

■２：限定ウイスキー「ブリュレロワイヤル」× マカロン３種 & ケーキ

「ブリュレロワイヤル」とピエール・エルメ・パリのスイーツのペアリング

冬にふさわしい甘やかなニュアンスをまとった「ブリュレロワイヤル」は、コンパスボックスが「パティスリーの世界観」を一杯の中で表現しようと生み出した限定ボトルです。クレームブリュレの香ばしさとやわらかな甘さを思わせる香りが立ち上がり、グラスに注いだ瞬間から惹きつけられます。

冬のスイーツと響きあう限定ウイスキー「ブリュレロワイヤル」（右）

味わいは、香りの印象をそのまま映すように、表面をキャラメリゼしたクレームブリュレの香ばしさがふわり。次第にカスタードのとろりとした甘み、焼き菓子を思わせる香りへ、そしてほんのり焦がした砂糖のほろ苦さへと移ろっていきます。甘さとコクのバランスがよく、ゆっくりと味わいたくなる余韻が続く一本です。

コンパスボックスはラベルのデザインにもこだわりがあり、味わいの世界観が一目で伝わるのも魅力。ブリュレロワイヤルのラベルも、クリームブリュレを思わせる温かな雰囲気のイラストが描かれ、眺めるだけでも楽しい気分になります。

ペアリングした3種のマカロン

そんな「ブリュレロワイヤル」に合わせて用意されていたのが、3種のマカロン。深みのあるショコラが際立つ「アンフィニマンショコラパイネイラス」、バニラとカラメルの甘さが調和する「クレームブリュレ」、シトロンノワールの爽やかな香りが広がる「アンフィニマンシトロンノワール」です。

それぞれがウイスキーの異なる表情を引き出し、ショコラの濃密さは香ばしさをより深く、バニラとカラメルはなめらかさをより豊かに、シトロンノワールの酸味は全体を軽やかに整えてくれます。ひと粒ごとに印象が変わるのも魅力的。

「ビュッシュモガドール」

さらに、ピエール・エルメ・パリの2025年クリスマスケーキより、小さいサイズの「ビュッシュモガドール」も提供されました。サブレショコラに、パッションフルーツ香るガナッシュ、カラメリゼしたローストパイナップル入りのコンポート、ショコラオレのシャンティ、ビスキュイショコラが重なるひと品で、濃厚さの中にフルーティな軽やかさが広がります。

しっかりとした味わいのケーキと「ブリュレロワイヤル」が互いを引き立て合い、思わずグラスに手が伸びる相性のよさでした。