冷たい風を感じる頃になると、恋しくなるのは温泉宿。その土地の恵みとエネルギーをいただく温泉宿の進化が今、加速しています。

雑誌『Precious』2月号の別冊付録【この冬、大人を満たす「感動の温泉宿」へ】と題し、心身を整え、癒やし、口福を味わい、知的好奇心をくすぐる…、欲張りな大人の女性をフルで満たす、最新の温泉宿をご紹介しました。

今回はその中から、大分県・湯布院「亀の井別荘」をお届けします。

亀の井別荘[大分県・由布院]〈2024年10月リニューアル〉

広大な庭を愛でながらゆっくりと滞在する静かな宿。モダンに進化してももてなしの心は変わらない

温泉旅館_1
「5番館」のリビングは、テラスから続くラウンジ的なスペース。

長い時を経てきた庭を堪能するべくアップデート

“豊後富士”と呼ばれる由布岳の麓、金鱗湖につながる約1万坪の敷地を有する「亀の井別荘」。創業は1921年、由布院を代表する御三家のひとつです。もとは別府観光の父、油屋熊八の別荘だけあって、ゲストにゆっくり滞在してもらうことが目的の静かな場所。離れと本館、ショップなどが点在し、どこにいても樹齢200年を超える巨木や苔むした庭などの風情を味わえます。

温泉旅館_2
「7番館」のリビングダイニング。インテリアは北欧ヴィンテージ家具が中心。寝室や書斎、内風呂からも庭を眺めることができる。
温泉旅館_3
「亀の井別荘」特製の「すっぽん鍋」は特別メニュー

2024年3月、離れの「5番館」に源泉掛け流しの露天風呂が新設され、離れでは唯一の洋室タイプにリニューアルされました。同年10月には離れ「7番館」にも露天風呂や総ひのきの内風呂を新設、もともとふたつだった客室を140平米の2ベッドルームに。和モダンなインテリアの広々としたリビングダイニングを中心に、新たに備わったウッドデッキからも庭を眺めることができます。 

今も昔も、源泉掛け流しの湯と共に、四季折々に表情を変える美しき庭を愛でる静かな宿です。

温泉旅館_4
「5番館」の内風呂から露天風呂を望む。森の中に佇むような雰囲気。
温泉旅館_5
「5番館」の寝室。障子越しの明かりにほっとする。
温泉旅館_6
庭内にある土産物店「鍵屋」名物のおはぎ。湯布院の湧き水を使って毎朝手づくりされるおはぎは、程よい甘さで素朴な味。あんこ、きなこ、黒ごまが定番!

【おすすめの過ごし方】

造り酒屋を移築した建物、茶房「天井棧敷」は、17時以降はBAR「山猫」に。雨の日はいっそう風情が増します!

DATA

関連記事

PHOTO :
長谷川 潤
EDIT :
田中美保、奥山碧子・佐藤友貴絵(Precious)