【目次】

「プロフィール」


名前:ジャネット・フリス・マドセン(Jeanette Friis Madsen) 

出身地:デンマーク

1984年生まれ。ブロガーとしてキャリアをスタートさせ、デンマークのファッション誌『Costume』のファッションエディターへ。2018年、友人でありインフルエンサーのソーラ・ヴァルディマールとともにサステナブルなアパレルブランド「ROTATE Birger Christensen」を設立。2020年、エル・スタイル・アワードのデンマーク・ブランド・オブ・ザ・イヤーを受賞。

現在は3児の母としての顔も持ちながら、北欧ファッションを牽引する存在として活躍。

「パンツ」で糖度を中和するモードフェミニン


甘い要素を、パンツの持つハンサムなムードで整えるのがジャネット流。ワイドやテーラード、デニムなどを取り入れながら、フェミニンな要素をほんのり残すバランス感覚が参考になります。糖度を中和することで生まれる、知的で洗練された「パンツ」スタイルをチェック。

春夏コーデ

ひとさじの甘さが奥行きを生み出す

 

Vネックニットとピンストライプパンツの格好いい組み合わせは、ゆとりをもたせ余裕感を演出。ニットのインからレースヘムのキャミソールを覗かせ、奥行きを宿しながら甘さをひとさじ。

フローラルのスカンツを主役に

 

ドラマティックなフローラルプリントのボトムは、一見スカートのように見えるパンツ。モードフェミニンなアイテムを支えるのは、ミニマルなブラックトップス。

ショートジャケットで刷新するデニムONデニム

 

デニムONデニムのカジュアルスタイルも、印象的なデザインのショート丈ジャケットとワイドパンツでメリハリを構築。お腹のチラ見せと白のポインテッドトゥパンプスで、フェミニンを添えて。

華やぎを後押しするデザイントップス

 

カフスにボリュームを集めた袖コンシャスブラウスで、オールホワイトの華やかさを後押し。ゆとりのあるパンツが、気張らないお洒落を叶えます。クリアサンダルと鮮烈な赤のバッグもキャッチー。

パールの輝きに高揚感を託して

 

白トップスとライトブルーデニムパンツの王道な着こなしは、全体にパールがあしらわれた一枚にシフトして無難を回避。ブルーと呼応するパールの艶が、装いに瑞々しさと奥行きをもたらします。

シルエットとカラーで遠目にも絵になる

 

ワイドデニムパンツとフィット感のあるノースリーブトップスで、しなやかなシルエットを形成。鮮やかな赤と淡いブルーの配色が、遠目にもキレイ。白のバッグに揺れるスカーフをプラスし、爽やかな余韻を持たせて。

キャッチーなパンツを引き立てるミニマルトップス

 

ブルー×パープルの大胆な花柄パンツを主役に。V字を描くハイライズで縦ラインを強調し、スタイルをシャープに強化。トップスには潔い白のベアトップを指名し、ミニマルに引き算。

夏のエレガントなモノトーンスタイル

 

ヘルシーな夏のベアトップスタイルは、共布のスカーフをさらっと引っ掛けてエレガンスを忍ばせて。グレーのスラックスと黒バッグとのモノトーン配色で、シックなムードをキープ。

黒パンツのシャープさを引き立てる

 

黒パンツのシャープさを引き立てるような、大胆なスリット入りのイエローワンピースをレイヤード。揺れる裾が、さりげないフェミニンを醸します。ステートメントなビッグバッグに鮮やかな赤のミニバッグを添え、さりげなくカラーブロックスタイルへ。

辛口なアニマル柄小物を投入

 

バルーンヘムブラウスとパラシュートパンツを合わせた構築的なシルエットで、白の装いにメリハリをプラス。甘いディテールを引き締めるように、アニマル柄のバッグとサンダルをおともに。

秋冬コーデ

レザーアイテムをたっぷり効かせて

 

フェミニンな白のケーブルニットと、スパイシーな黒レザーパンツ。対照的なふたつを組み合わせ、モノトーンを立体的に。仕上げにブライトブルーのビッグバッグを携え、モード感を上乗せ。

リズミカルな配色でお洒落心を満たす

 

赤と黒の潔い配色で、シンプルワンツーをモードに誘導。曲線シルエットが程よいフェミニンを叶えます。そこにイエロー×ブラックのネクタイとバッグを差し、配色にリズムをプラス。大胆ながら計算されたカラー使いがきらり。

色の濃淡×透ける素材で優雅さを演出

 

シックなブラックコーディネートは、色の濃淡をつけながら、シアー素材のトップスを迎えることで優雅な佇まいへ。揺れるボウタイとソリッドな小物のコントラストが、小粋なムードを放ちます。

暖色コーデにスパイスをミックス

 

キャメル、ブラウン、赤で構成する優しい暖色コーディネートは、レザーパンツのスパイスでモード感をひとさじ。パンツの裾をラップストラップサンダルで絞り、足元をきりっと引き締め。

小物を引き立てるモノトーンスタイル

 

ブライトレッドのブーツを引き立てるべく、ほかのアイテムはモノトーンで統一。デニムの裾をワンロールして、足元の存在感を高めました。可愛げのあるドット柄クラッチバッグが、モードの中和役を担います。

ゴールドアクセサリーを投入して完成度をアップ

 

クロップド丈ジャケットとハイウエストのフレアデニムで、美しいラインを強調。モダンさ漂うゴールドのネックレスやベルト、バングルで煌めきを宿し、洗練されたデニムスタイルへ。

ニュートラルカラーに程よいツヤをプラス

 

ジップアップブルゾンとタックパンツのハンサムカジュアルは、キャメルとブラウンのニュートラルカラーに任せて大人らしく。微光沢感のあるアウターがさりげない華やかさを添えてくれます。

異素材×テイストミックスが効く黒コーデ

 

レザーとピンストライプで奥行きを生み出し、ワンカラーの間延びを解消。中綿入りのふっくらとしたブルゾンは、ウエストをベルトマークしてシルエットにメリハリを。ハンサムとフェミニンを両立させた、計算されたブラックスタイルです。

芯を通すしなやかなモノトーン

 

レザーとアニマルという強い要素を掛け合わせながらも、黒で繋いだクリーンなラインがしなやかさを両立。ハードになりすぎない絶妙なバランスが光ります。

曲線をつけて優しげに

 

端正なネイビーコートにデニムを合わせたクールなスタイルも、Uネックのインナーでデコルテに丸みをつけ、フェミニンさをプラス。小ぶりなバッグや繊細なパンプス、揺れるイヤリングも優雅さに繋がって。

攻めのなかに柔らかさを残す

 

レオパードコート、デニムパンツ、スニーカーの強気なストリートカジュアルスタイル。コートの肩を落としたゆるいシルエット、ファー素材の柔らかな質感が作用して、フェミニンな余韻が残ります。

ビッグシルエットで糖度を和らげる

 

千鳥格子柄がフェミニンなコートとパンツのセットアップは、迫力のあるビッグシルエットなら甘く偏りすぎず、モードを両立できます。コンパクトな白トップスとシックな黒レザー小物を掛け合わせ、抑揚をつけました。

ラインで遊ぶブルーコーディネート

 

コートの直線的なパイピングでスタイリッシュさをまといながら、白ブーツと丸みのあるバッグで柔らかさをプラス。ボーダーがさらなるリズムを生み、フェミニンとシャープさが心地よく溶け合って。

黒コーデに煌めきを仕込んで

 

ストイックなブラックレザーのセットアップに散りばめられた、ラインストーン。強さのなかに繊細な煌めきを宿して。重厚なコートを重ね、奥行きをメイク。

ファーのボリュームを縦ラインで制す

 

ボリュームのあるロングファーコートも、ハイライズのデニム合わせで縦ラインを強調してすっきりと。Uネックトップスの曲線と柔らかなファーを共鳴させ、フェミニンカジュアルを体現。

余白をもたせてこなれ感を演出

 

ゼブラ柄のマキシコートを主役にした、都会派ブラックコーディネート。そっと忍ばせた白カットソーで抜け感をつくり、強さのなかにやわらかな余白を添えました。

スキニーデニムを今っぽく

 

懐かしさ感じるタイトなスキニーデニムも、構築的なボリュームブルゾンと存在感のあるブーツを掛け合わせれば、今どきの印象に。チェックストールが視線を縦に流してくれるから、スタイルアップにもひと役。

形に強弱をつけてフェミニンに

 

ボリュームのあるファートリムコートは、ウエストをきゅっとマークしつつ、スリムなデニムを合わせてメリハリを生み出して。重厚な存在に曲線を与え、フェミニンへと昇華。

「スカート」は甘さのなかにエッジを効かせて


華やかなレースやフレア、ミニ丈いったフェミニン要素も、ジャネットの手にかかればモードな表情に。構築的なシルエットや辛口素材を掛け合わせ、甘さにエッジを添えるのが鍵。大人にちょうどいい「スカート」スタイルを紐解きます。

春夏コーデ

キュートな装いにソリッドな小物をプラス

 

ゆったりベージュニットと黒のミニフレアスカートでつくる甘口スタイル。黒のレザートングサンダルや白のホリゾンタルバッグで引き締め、ソリッドなムードをミックスすると大人顔。

タイト×スリットでキレの良さを意識

 

チェック柄スカート×ヒールサンダルのフェミニンな組み合わせは、スウェットプルオーバーで肩の力を抜いて。タイトシルエットと深めスリットがキレを添え、甘さをほどよく制御。くすみトーンにも、糖度を和らげる作用が。

上半身と足元をハンサムに

 

繊細な透け感のモダンレーススカートに合わせたのは、ミニマルな白カットソーと黒のブルゾン。さらにミニマルなトングサンダルが軽やかな抜け感を加えます。

カジュアル代表格のデニムなら甘さに傾きすぎない

 

ボリュームフレアスリーブのシャツとドラマティックなフレアスカートというフェミニンなセットアップも、慣れ親しんだデニム素材に任せれば甘くなりすぎず好都合。この日もトングサンダルで足元の力を抜いて。

モノトーンこそ実験的な装いへ

 

シンプルなロンTの裾をきゅっと結びつつ、ローライズのマキシスカートをプラスしてアンダーウエアをちらり。定番モノトーンこそ、実験的な着こなしにトライ。

白タンクトップでヘルシーに整える

 

淡いグレージュカラーとレース刺繍がフェミニンなスカートには、潔い白のタンクトップと黒トングサンダルを合わせヘルシーにシフト。重厚感のある黒レザーバッグで引き締めて。

フラットサンダルを外し役として投入

 

コルセットのようなデザインが印象的なフリルヘムブラウスと、プリーツ×レーススカートのセットアップは、鮮やかな赤がキャッチーさを後押し。レディなツインにフラットサンダルを添え、肩肘張らない装いへ。ラインストーンが散りばめられたサンダルだから、モード感も実現。

秋冬コーデ

重厚感のある黒レザー小物で辛口ミックスに

 

甘いセットアップに臆せずトライできるのも、黒レザー小物があるからこそ。白ケーブルニットの愛らしさを重厚な黒で引き締め、大人ならではのバランスへ。

グレーをメインにしてスタイリッシュに

 

ミニスカートとフィット感のあるブーツでつくるフェミニンスタイルは、グレーをメインにしてスタイリッシュさを引き出して。ヒップを覆う丈感のジャケットとなら、安心感が生まれてミニ丈ボトムも身近な存在に。

強さと色香を共存させて

 

パワーショルダーとシェイプされたウエストがきわ立つジャケットから、レザーミニスカートをちらり。強さのあるシルエットで甘さを抑え、ミニスカートをモードへと引き寄せた好例。

キャメルニットに甘えて大胆ボトムコーデにトライ

 

鮮やかな赤のタイトスカートと黒のスラウチーブーツをレザーでリンクしたボトムコーデは、親しみやすいキャメルニットで強さを和らげて。異なるテイストを繋ぐのは、中庸的存在のエクリュバッグ。

シルエットに緩急をつけてモードを極める

 

カジュアルなパーカ、ストイックなレザージャケット、レディなタイトミドルスカートのミックススタイル。緩急のあるシルエットで構築ラインを生み出し、モードを極めて。

黒で強さを宿せば甘さもくどくならない

 

トップスからシューズまで黒で繋いだ装いは、ぷくっとしたパファーキルティングミニスカートがアイキャッチに。ボリュームたっぷりの白ロングファーコートのぬくもりに包まれて、強さと甘さを共存させて。

「ワンピース」柄と色にこだわり攻めのフェミニンへ


大胆なカラーやキャッチーな柄を取り入れるのも彼女らしさ。シンプルな小物やシャープな足元で引き締め、モード感をキープ。華やかさと強さを兼ね備えた、攻めの「ワンピース」スタイルに注目です。

春夏コーデ

目を引く赤を潔く着こなして

 

鮮烈なレッドワンピースが強い余韻を残す着こなし。ボディラインをなぞるシルエットで潔く魅せつつ、裾から覗く白のレースヘムスカートのレイヤードで奥行きをプラス。足元には、ラフなトングを添えて。

ピュアなワンピースをドレスダウン

 

ピュア感漂う真っ白なカシュクールワンピースを、フラットサンダルでカジュアルダウン。サンダルのモノグラムとメタリックゴールドのクラッチが都会派ムードをキープ。

カラーブロックにしてプレイフルに

 

一枚で完結する赤の小花柄ワンピースは、ボタンをたっぷり外してイエローパンツをレイヤード。プレイフルなカラーブロックスタイルも、淡いパンツとなら印象がきつくなりません。フラットサンダルを迎え、足元はリラックス。

シャイニーな質感とデザインバッグでモードに転換

 

くびれたウエストとペンシルラインで描くフェミニンなシルエットのワンピースは、オールブラックにして辛口に。きらっと光るシャイニーな質感と、ダブルストラップのショルダーバッグがモードなセンスをきわ立てます。

フレッシュなイエローで生き生きと

 

夏の太陽のもとで映える、爽やかなレモンイエローのオフショルダーワンピースで生き生きと。装いを程よくドレスダウンしてくれるフラットサンダルは、レースアップで繊細さをキープ。ビッグトートバッグでインパクトを加算。

秋冬コーデ

ギンガムチェックも都会的に整う

 

ボリュームスリーブやミニ丈、ギンガムチェック模様という糖度が高めなワンピースは、オールグレーに任せればぐっと都会的。レッグラインに沿うブーツとミニバッグの潔さが甘さを削ぎ落とし、さらなるモダンさに貢献。

印象的なショルダーデザインを採用

 

ピンクの花柄ミニワンピースは、ボリュームたっぷりのショルダーデザインがスパイシーな一着。フューシャピンクのバッグで奥行きをつけたら、シルバートゥが光る黒のブーツでエッジをプラス。

足元に重みを出してチェリー柄を大人化

 

キュートなチェリー模様のご機嫌ワンピースに、セージグリーンのレザージャケットを重ね大人らしさを両立。筒幅にゆとりのある黒ロングブーツを忍ばせ、足元に重さをもたせると甘辛ミックスな仕上がりに。

シルエットにこだわり“魅せるモノトーン”をつくる

リトルブラックドレスとアニマル柄は、芯のある女性像の方程式。ミニマルなワンピースを土台にしたら、黒のカバードロングブーツとウエストが絞られたアニマル柄コートをレイヤード。シルエットで魅せ、静かな強さを滲ませて。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香