窓の外に映る景色を楽しみ、爽快な加速とカーペットの上を走っているような乗り心地に包まれる快感……。メルセデス・ベンツは、どの席の乗員にも等しくドライブの楽しみを提供します。さらに、後席に比重を置いた車種や仕様もあるんです。今回はラグジュアリーをきわめたサブブランドである、メルセデス・マイバッハの人気モデルをご紹介。後席が主役の、実に快適なショーファーカーです。

プレミアムSUVは豪奢な箱型馬車の現代版

どっしりとした体躯ながらエレガンスが漂うのは、ライトに挟まれたグリルを繊細な縦のバーで表現するなど、細部にまで行き届いたデザインゆえ。
どっしりとした体躯ながらエレガンスが漂うのは、ライトに挟まれたグリルを繊細な縦のバーで表現するなど、細部にまで行き届いたデザインゆえ。

まだ自動車どころか鉄道さえもない時代、移動手段は自分の“足”が頼りでした。欧州で馬車が普及するのは1500年代後半からといわれています。もっとも、当初使うことができたのは、ごく一部の恵まれた立場にある貴族階級のみ。のちに乗合馬車(バスに相当)や辻馬車(タクシーに相当)が普及していきますが、最も贅沢な、4つの車輪を備えた屋根付きの箱型馬車を所有できるのは富裕層のみ。道が舗装されておらず、少し歩くだけで足元が汚れてしまう当時、馬車を恒常的に使えることは上流階級の証でもあったのです。

横から見ると、後席重視の設計であることがよくわかる。かつての西洋工芸をほうふつさせる、磨き上げられたホイール(車輪部分)が美しい。
横から見ると、後席重視の設計であることがよくわかる。かつての西洋工芸をほうふつとさせる、磨き上げられたホイール(車輪部分)が美しい。

なぜそんな昔の話を書いているかというと、自動車、とくにプレミアムSUVは、まさに箱型馬車の現代版に相当するから。自動車の黎明期から高い技術と品質で知られていたメルセデス・ベンツは、人々が安全に、快適に、速く移動するという馬車の時代からのテーマを追求することで名声を得るに至りました。

プレミアムをきわめたメルセデス・マイバッハの人気SUV

外装同様、白基調のインテリア。後席は贅沢なふたりがけ。シートには肌ざわりが滑らかなナッパレザーを使い、繊細な素材の服を着ていても気兼ねなく乗れる。
外装同様、白基調のインテリア。後席は贅沢なふたりがけ。シートには肌ざわりが滑らかなナッパレザーを使い、繊細な素材の服を着ていても気兼ねなく乗れる。

馬車の時代、宮廷を行き来する女性はロングドレスを着て、乗り降りでさえエスコートを必要としていましたが、自ら考え、行動する現代の通勤するNEW BOSSにとって、自動車はひとときのくつろぎと癒し、そしてビジネスのアイデアに思索をめぐらせる大切なパートナー。もちろん、かつての華やぎを想起させることも大切です。

そこで有力候補に挙げたいのが、メルセデス・マイバッハ。メルセデス・ベンツのプレミアムな個性を際立たせたこのサブブランドから、世界のBOSSに支持されている『GLS 600』をご紹介します。

広い室内空間を後席ふたりがけにしたファーストクラス仕立て

背もたれと座面をスライドさせれば究極のリラックスポジションに。オットマンに足を乗せ、専用のクッションを傍において至福の時間を味わって!
背もたれと座面をスライドさせれば究極のリラックスポジションに。オットマンに足を乗せ、専用のクッションを傍において至福の時間を味わって!

『GLS 600』は、いわゆるSUVタイプのプレミアムカー。全長5mを超え、高さもある車体は本来2列シートの5人乗り(前2席:後3席)ですが、こちらは「ファーストクラスパッケージ」というオプション装着車で後席を2人がけの独立シート仕様とし、空間をより贅沢に使えるようになっています。やわらかくもちもちとした質感のナッパレザーをシートに使い、内装にも随所にレザーをあしらった室内空間は、細部のステッチに代表される質感の高さや手元で快適操作を行える機能を含め、すべてがスムーズでラグジュアリー。

ひじ掛けに付く操作盤はタブレット状になっていて、取り外しても使用可能。多彩なメニューのリラクゼーションが心身をリフレッシュ。
ひじかけに付く操作盤はタブレット状になっていて、取り外しても使用可能。多彩なメニューのリラクゼーションが心身をリフレッシュ。
ひじ掛けの背もたれ部分に収まるクーリングボックス。とっておきの日のために、シャンパンを冷やして。
ひじかけの背もたれ部分に収まるクーリングボックス。とっておきの日のために、シャンパンを冷やして。

後席中央の大きなひじかけには取り外して使えるタブレットが付き、空調やリラクゼーション機能などを調整できます。そして目の前(前席の背面)にはエンターテインメントシステムの大画面モニターも装備。専用のヘッドフォンを着けて音楽や映像を楽しむこともできるんです。

さらに、ひじかけの背もたれ部分を前に倒すと、中にはシャンパーニュのグラスとボトルが収納できるクーリングボックスが。晴れやかな気分でオフィスを後にする夜は、後席で乾杯を!

見えない従者が前でカーペットを広げてくれているかのよう

ドアを開けるとランニングボード(サイドステップ)が自動でせり出す仕組み。後席側が幅広になっているのはさすが!
ドアを開けるとランニングボード(サイドステップ)が自動でせり出す仕組み。後席側が幅広になっているのはさすが!

ひざ下の脚を乗せるオットマンが付き、十分すぎるほどリクライニングできる後席は、『GLS 600』の主賓室。大柄な車体は静々と滑らかに走ります。どんなに整備された都会でも、路面の凹凸を乗り越えたときに揺れやショックを感じることはありますが、『GLS 600』は車体前方に設置したカメラで先読みしながら足腰の動きを高精度で制御し、フラットな乗り心地を実現しています。それはまるで、歩を進めるごとに従者がカーペットを広げてくれているかのよう。タブレットを操作していたり、急なオンライン会議でノートPCを注視しているときも快適で、クルマ酔いの不安からも遠ざけてくれます。

シート調整やリラクゼーション、ライティングなどの各種設定・操作が行えるほか、映像や音楽体験も楽しめる「MBUXリアエンターテインメントシステム」。大画面で視認性も抜群。
シート調整やリラクゼーション、ライティングなどの各種設定・操作が行えるほか、映像や音楽体験も楽しめる「MBUXリアエンターテインメントシステム」。大画面で視認性も抜群。
視聴時専用のワイレスヘッドフォンも備わる。
視聴時専用のワイレスヘッドフォンも備わる。
頭上には面積の大きいパノラミックスライディングルーフが。ガラスを開閉することもでき、天気が穏やかな日中や夜の気分は格別。
頭上には面積の大きいパノラミックスライディングルーフが。ガラスを開閉することもでき、天気が穏やかな日中や夜の気分は格別。

乗員を守る車体構造や先進の運転支援技術も装備し、日々の通勤から遠出までもサポートする『GLS 600』は、いわば最新の技術を結集した高級馬車。ショーファーに伝える行き先がオフィスでもラグジュアリーホテルでも、ドアオープンの晴れやかな気持ちを感じていられる幸せを、手に入れてみませんか?

【Mercedes-Maybach GLS 600(ISG)】(モデル識別コード【MP202601】)

全長×全幅×全高:5,210×2,030×1,840mm
車両重量:2,850kg
乗車定員:4名
車両本体価格:¥32,530,000(税込み)
オプション装備を含む車両価格:¥47,322,000(税込み)

問い合わせ先

メルセデス・ベンツ

TEL:0120-190-610

この記事の執筆者
総合誌編集部を経て独立。ライフスタイル全般の企画・編集・執筆を手がける。ファッションのひとつとして自動車に関心を持ち、移動の手段にとどまらない趣味、自己表現のひとつとして提案している。