「イデ・オム」という靴下ブランドをご存じだろうか? 明治35年創業の靴下専門メーカーとして、日本の靴下事情を支えてきた老舗メーカーが、そのノウハウを活かし、満を辞して立ち上げたブランドが「イデ・オム」だ。
単に履き心地が良いだけではなく、厳選された素材、紡いだ糸が織りなす艶感やちょっとした気配り。いわゆる、おもてなしの精神が靴下で表現されているのだ。派手な装飾で着飾るのではなく、本当にいいものをシンプルに履いてこそ真の紳士というものだ。派手に主張するのではなく、さりげなく主張する「イデ・オム」の靴下の魅力を紹介する。
日本ブランド「イデ・オム」の高級靴下
スーツスタイルに良く映える! シンプルながら品があるロングホーズ
右の2足(IG401L)はイタリアの紡績メーカー「カリアッジ社」のカシミアとシルクを混紡した糸を使用しているロングホーズ。シルクの滑らかなツヤ感、洗うたびにカシミア特有の柔らかさが増してくる贅沢な1足だ。左の2足(IG801L)は表糸に中国西部の新疆(しんきょう)ウイグル自治区でしか栽培されない貴重な新疆超長綿の糸使用し、直接肌に当たる裏糸にはピュアカシミア(仔山羊の毛)を使用している。表は優れた通気性に耐久性、裏は柔らかな肌触りとそれぞれの違いを実感できる。
ギフトにも喜ばれる高級カシミアソックス
洒落者の間で密かに贈り物の定番となっているのがこちらのピュアカシミア100%の靴下だ。靴下専用の桐箱に使用されている紐は真田紐、中の靴下を包む紙は越前和紙と徹底して日本製にこだわった、ブランドの意地を感じられるからこそギフトにも最適である。お世話になった上司、旦那さんへのプレゼントに靴下という選択はどうだろうか。
大量生産の時代の中で消耗品として扱われている靴下を単品で考えた場合、正直お買い得ではないのかもしれない。ただ、足元数センチの隙間に見え隠れする男の聖域を守るには、それなりのものが必要だ。スーツや靴に合わせるなら、細部にまで手を抜かないことが真の紳士である。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊