白は、瑞々しさとともにどこか凛とした美しさ、清潔感をも与えてくれる色。この夏は、この清々しく爽快感がある色のパワーを、休日の着こなしでももっと取り入れてみませんか? 着こなしにカジュアルな白の旬アイテムをひとつ投入するだけで、シンプル一辺倒になりがちな夏の装いに、溌剌とした華やぎや爽やかさが生まれます。
これからカジュアルな白アイテムを買うなら、洗練されて見えるものがいいですよね。今回は、ごくシンプルなのにハッとさせるほど素敵! そんな絶妙なニュアンスをつくるアイテム選びと、着こなしのポイントを解説します。
■1:「素材感豊かな白」を選んで装いをリズミカルに
今回カジュアルな白アイテムのなかでも注目したのが、ジャカード織に代表される、無地でも存在感のある白。シンプルで知的で気品がある……。そんないつものスタイルを大切にしながら夏の休日スタイルを軽快に華やかに見せたい大人の女性には、とりわけこの「素材感豊かな白」が効果的です。
■2:爽やかに着映えしたい日は「コントラスト配色」を味方に
太陽の光や風を感じながら自然のなかで過ごす夏の休日は、いつも以上に洋服の配色が着こなしの印象を左右します。フレッシュに着映えたい日におすすめなのが、白×発色のいいきれい色の「コントラスト配色」。白の鮮やかさを躍動的に際立たせる配色は、まとう人の存在自体まで、いきいきと見せてくれます。
■3:「遊び心のあるバッグ」で着こなしに大人の余裕を
夏の休日スタイルを盛り上げる立役者が、アクセサリー効果を発揮する小さめバッグ。上記の『カルト ガイア』のバッグのように、まるでオブジェのような「遊び心のあるバッグ」が続々登場している今季、これを味方につけない手はありません。ビーチサイドでもレストランでも大活躍、間違いなし!
■4:さまざまな白を重ねるテクニック、夏は「スカーフ」を活躍させて
着こなしがあっさりしがちな夏、もっと効果的に使いたいアイテムが「スカーフ」です。今回使用したのは、チャーミングな蜂の柄がアクセントになった、『エルメス』のオフホワイトのシルクスカーフ。70×70cmのやや小ぶりなサイズ感も、夏服の襟元に大げさにならず、さりげなくあしらえるポイントです。
■5:「ロングパール」の白い輝きはカジュアルを一気に格上げ!
艶やかで透明感のある、「ロングパール」の白い光。このオンタイムに欠かせないジュエリーを、休日にももっと活躍させてみませんか? たとえばネイビーやボーダーのニットに合わせるだけで、その輝きの効果は抜群! カジュアルを上品に格上げしながら、清らかに華やぐ存在感は、唯一無二のものです。
■6:ジャケットで「白カットソー」に端正、かつ好印象を授けて
カットソーやTシャツを一枚で着ると、大人にはラフすぎてしまうかも……。休日でも「もっときりっと見せたい」という日は、きちんと感を加えるジャケットをはおってみるのがおすすめです。休日のためのジャケットは、生地の風合いがやわらかく、こなれて見える素材感のものを選ぶのが鉄則。
■7:「華やぎトング」でジャッキー流の洗練を
足元のカジュアルな肌見せ効果で、バカンス気分を一気に盛り上げる「華やぎトングサンダル」。なかでもおすすめは、着こなしを選ばないメタリックカラー。今回使用したカンフォラは、ジャクリーン・ケネディをはじめ多くのセレブリティが愛用する、カプリ島の老舗ブランドのもの。足元からラグジュアリーな抜け感を。
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これらの旬アイテムを核にコーディネートを考えると、休日カジュアルが難なく、リッチにフレッシュアップ。今夏はぜひ、上手な小物使いで鮮やか&爽やかなカジュアルな白をアップデートしてみてください!
- PHOTO :
- 生田昌士(まきうらオフィス/人物)、小池紀行(パイルドライバー/静物)、佐藤 彩(静物)
- STYLIST :
- 髙橋リタ
- HAIR MAKE :
- 野田智子
- MODEL :
- 渡辺佳子
- EDIT :
- 川村有布子