「刷毛」ってなんと読む?「さつもう」ではないですよ!
明日・4月21日は「創造性とイノベーションの国際デー』です。国連が制定した記念日で、2002(平成14)年のこの日に、世界50か国以上によって、持続可能な開発の実施、問題解決における創造性とイノベーションの役割などが初めて話し合われたことに由来します。
「イノベーション」という言葉はビジネスの場でよく使用されますが、一般に「技術革新」や「新しいアイデアや修法の利用・活用」「刷新」などの意味で用いられますね。
ということで、本日は「刷」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「第○刷」ってなんと読む?
書籍の奥付や、辞書のタイトルに付属して書かれている「第○刷」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:『○○辞典 第3版 第5刷』というような表記の「第5刷」の部分です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 第○刷(だい○さつ)です。
しかしながら、出版業界や古書業界などでは「だい○ずり」と、「刷(ずり)」という読み方をする慣習があるようです。いわゆる業界用語的な読み方ですが、古書コレクターなどの「通(つう)」な人々はこれに倣(なら)うことが多いようです。ですので「だい○さつ」「だい○ずり」どちらで読んでも、現実的には問題ないかと思います。
ちなみに「第○版」のほうは「だい○はん(だい○ぱん)」と読み、最初の版=印刷される書面の最初の完成形以降に、修正が入った回数を示す数字です。古書で一般に貴重とされる「初版本(しょはんぼん)」は、初版=版に修正が入っていない本を指します。
そして、「第○刷」は「増刷した回数を示す数字」です。ですから、たとえば辞書で「第3版第5刷」と書かれている場合は、その辞書について「最初に書いた内容を2回刷新した版に関し、4回目の増刷をかけたもの」ということになります。
では2問目にまいりましょう。
【問題2】「刷毛」ってなんと読む?
「刷毛」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「柄(え)の台に獣毛などを束ね揃えて植えこんだ道具。塗料や液体を塗ったり、粉・ほこりを払ったりするのに用いる」
<使用例>
「そっちの刷毛は、お菓子づくりで卵液を塗るときに使っているものなの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 刷毛(はけ) です。
商品と商品名が揃った状態で「刷毛」と書かれているとすんなり読めますが、単体で見ると、意外と迷ったのでは?「柄(え)の台に獣毛などを束ねそろえて植えこんだ道具」という説明は、逆に「なにそれ?」と混乱を招いたかもしれません(笑)。「刷毛(はけ)」は、「刷」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)の「刷く(は-く)」を使用した熟語です。
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本日は、4月21日『創造性とイノベーションの国際デー』にちなんで、「刷」という字の入った日本語から、
・第○刷(だい○さつ)※業界用語的には「だい○ずり」
・刷毛(はけ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいらしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/国際連合広報センターホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















