「統帥」ってなんと読む?「とうし」ではありませんよ!
明日、5月12日は『ナイチンゲールデー』です。看護学、看護教育学などの分野で大きな功績を遺したフローレンス・ナイチンゲールの生誕日であり、『国際看護師の日』や、日本でも『看護の日』にも制定されております。ナイチンゲールは上流階級の名家の出身で、大変教養のある人で、統計学の知識を用いて近代公衆衛生学を確立したことでも知られております。本日は「統」「計」という字の入った日本語からクイズをお送りします。
【問題1】「統帥」ってなんと読む?
「統帥」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「全員をまとめひきいること。軍隊をすべひきいること。統率」という意味です。
<使用例>
「ナイチンゲールは優しいだけでなく、看護師たちを合理的に統帥する手腕も備えた人でした」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 統帥(とうすい) です。
「統帥(とうすい)」の「帥」は、「総帥(そうすい)」「元帥(げんすい)」などの熟語にも使われる、訓読みで「帥(ひき)いる」と読む字です。音読みの「帥(スイ)」は常用漢字の読み方です。「師」と混同しないようお気をつけください。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「計が行く」ってなんと読む?
「計が行く」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「仕事や作業などが順調に進む」という意味です。この場合の「計」は「仕事などの、やりおえた量」という意味です。
<使用例>
「昨夜、しっかり眠れたおかげが、今日は仕事もずいぶん計が行ったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 計が行く(はか-が-い-く) です。
「計(はか)」は「『計る』の名詞化」ととらえることができますが、同じ意味の異表記はそれぞれ、意訳的であったり、やはり動詞の名詞化だったり、と、さまざまですね。ひとつの言葉にこのような複数の表記・解釈があるところは、日本語の面白さの一つでしょう。
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本日は、5月12日『ナイチンゲールデー』にちなんで、「統」「計」という字の入った日本語から、
・統帥(とうすい)
・計が行く(はか-が-い-く)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本赤十字社ホームページ/献血ルームMEET X/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















