1839年の創業以来、スイス・ジュネーブの地で、独自の美学を貫く気高いウォッチメイキングを続けている「パテック フィリップ」。世界最高峰のウォッチメゾンとして生み出してきた数々の傑作のなかでも、時計界に大きな革新をもたらしたのが、特許も取得している「年次カレンダー」です。いわばメゾンを象徴するコンプリケーションから、新たに38mm径のホワイトゴールドケースモデルが誕生しました!
繊細な仕上げのグルーグレー文字盤がワンランク上の洗練を演出
「年次カレンダー」とは「アニュアルカレンダー」とも呼ばれる時計の複雑機構。日付、曜日、月名を表示し、月末が30日の月と31日の月を自動的に判別し、1年に1度、3月1日だけ日付調整すればいいというもので、1996年に「パテックフィリップ」によって発明されました。
以来、さまざまな素材、サイズ、意匠で多彩なバリエーションを展開。時代を超えメゾンを象徴するコレクションとして時計愛好家たちの憧憬の的となってきましたが、昨年発表のローズゴールドモデルに続いて、2026年に登場したのがこのホワイトゴールドモデルです。
「パテック フィリップ」のコンプリケーションという究極のラグジュアリーウォッチでありながら、文字盤とストラップのカラーリングや素材感によって、時代のムードにマッチした程よいカジュアル感を醸成。そしてそれがかえってこのタイムピースの「タダモノではない!」オーラをさらに強めています。
実際に手首にまとって改めて文字盤に目を落としてみると、月名、月相を知らせる「ムーンフェイズ」、曜日を表示する3つの小窓の大きさ、レイアウトの美しいバランスと、インデックスや針とのコントラストの完璧な美しさに気づくことでしょう。
あえてケースにダイヤモンドなどのジェムセッティングを施さないことで、磨き上げられたホワイトゴールドの輝きや端正な佇まいが強調され、手元に凛とした表情を授けます。
ウォッチメゾンの真髄が宿る至高のムーブメント
この時計を手にした人のみが享受できるのが、サファイアクリスタルのケースバックから鑑賞できる自社製ムーブメントの、美を極めた小宇宙!
熟練の手仕事が随所に息づく芸術的な仕上げ、その崇高な美しさは、時計のムーブメントに興味があまりない女性の心をも震わせるに違いありません。
また、6時位置の「ムーンフェイズ」は122年に1日しかずれないという高精度を誇り、ここにも「パテック フィリップ」の矜持が込められています。たとえ月が見えない暗い夜にも、生涯ずっと月相の知らせてくれる「ムーンフェイズ」のロマンと共に、かけがえのない時間を刻んでいくこのコンプリケーション。刻まれ続ける名品伝説の1ページをエレガントに彩ります。
今回は「パテック フィリップ」の『年次カレンダー Ref.4946G』をご紹介しました。次回は同時に発表された、独創的かつアイコニックな伝説的名品、『ゴールデン・エリプス』をご紹介する予定です。お楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト

















