「揮う」ってなんと読む?「きう」ではないですよ!

  明日、7月16日は『カラヤン忌』です。ヘルベルト・フォン・カラヤンといえば、クラシック音楽に詳しくない人でも、その名を聞いたことがある、大指揮者ですね。

カラヤン氏はオーストリア出身で、斬新で精緻な技術と革新的な取り組みによって世界中の人気を博し、『楽壇の帝王』と称された巨星です。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者でしたが、10回以上来日しており、NHK交響楽団を指揮したこともございます。1989(平成元)年の春には勲二等旭日重光章を叙勲され、日本の勲章を受章した数少ない外国人のひとりとなったその年、89歳で永眠されました。

 本日は「指」「揮」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「指寄り」ってなんと読む?

「指寄り」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「はじめ。最初」「さしあたり。まずもって」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「指寄りお願いしたいのは、私が書斎にいる間は、できるだけ訪ねないで下さい」

「○○○り」。
「○○○り」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は…  指寄り(さしよ-り) です。

「まずは」「とりあえず」などと同じニュアンスの言葉です。
「まずは」「とりあえず」などと同じニュアンスの言葉です。

 「指寄り(さしよ-り)」は「さしあたり」の同義語です。「指」を「ゆび」と読まないよう、お気を付けくださいね。

 では2問目は「揮」という字の入ったクイズです。

【問題2】「揮う」ってなんと読む?

「揮う」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「手や、手に持つものを振り動かす」「力などを充分に現す」「書画をかく」「振り払う」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「カラヤンが指揮を揮う姿を、生で見てみたかったわ」

「○○う」。
「○○う」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 揮う(ふる-う) です。

「揮」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

 「揮(ふる)う」は「振るう」という表記と重なる部分もありますが、やはり指揮に関してはこちらの表記を使いたいですね。「書を書く」「絵画を描く」などに関しても「筆を揮う」と表現したりします。芸術関連の「ふるう」に関しては、特にこちらの表記がふさわしいようです。文脈によって表記を使い分けられるとスマートです。

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 本日は7月16日『カラヤン忌』にちなんで、「指」「揮」という字の入った日本語から、

・指寄り(さしよ-り)

・揮う(ふる-う)

というの言葉をとりあげ、読み方や意味、言葉の背景などをおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/産経新聞(2016年11月17日)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱