【目次】
- 「レインボーブリッジ開通記念日」とは? 8月26日の由来を解説
- レインボーブリッジはなぜ造られた? 開通までの歴史と役割
- 「レインボーブリッジ」という名前の由来とは? ライトアップとの関係も紹介
- レインボーブリッジの見どころは? 遊歩道や展望スポットを紹介
- インボーブリッジ開通記念日に知っておきたい豆知識|吊り橋の特徴や東京ベイエリアの発展も紹介
【「レインボーブリッジ開通記念日」とは? 8月26日の由来を解説】
■「レインボーブリッジ開通記念日」とは?
レインボーブリッジ開通記念日(8月26日)は、1993年の同日に東京港連絡橋が開通したことに由来する記念日です。公的な制定記録はありませんが、東京のシンボル誕生を祝う日として広く知られています。当日は夜間に特別なライトアップが行われることもあり、湾岸エリアの夏の風物詩となっています。
■レインボーブリッジの基礎知識
東京都港区の芝浦地区と臨海副都心(台場)を結ぶレインボーブリッジ。上層が首都高速11号台場線、下層が一般道路と新交通システムゆりかもめ、そして遊歩道(レインボープロムナード)の2層構造の、橋長798メートルの吊り橋です。
■「レインボーブリッジ」は一般公募で決まった名称
「レインボーブリッジ」は、建設時に「東京港連絡橋」と呼ばれていた橋の名称を一般公募した際に選ばれた名前です。募集には20,023通もの応募が寄せられ、1992(平成4)年11月に「レインボーブリッジ」に決定しました。現在、東京都の資料では「東京港連絡橋(レインボーブリッジ)」とも表記され、東京港を代表する橋として親しまれています。
【レインボーブリッジはなぜ造られた? 開通までの歴史と役割】
■架橋の目的
開発が進む臨海副都心へのアクセス改善と、周辺道路の渋滞緩和のために建設されたレインボーブリッジ。昭和末期、当時これから建設される東京臨海副都心と都心をつなぐ道路&鉄道網が必要だったことと、都心への交通集中を解消するという役割をもって計画されました。
■便利なだけでなく景観も重視
レインボーブリッジにおける高速11号台場線やゆりかもめなどの役割は、都市機能としての交通網だけではありません。新しいエリアである東京臨海副都心にふさわしい、新しく美しい景観を演出して、多くの人々の憩いの場に、という役割も担っていました。交通の便利さと景観の美しさを兼ね備えた橋を目指したのです。
■未来の都市にも調和
景観については主塔の形状・デザインはもちろん、橋自体の色やライトアップなどの細かいところまで、たくさんの議論が重ねられました。橋自体の色は白が採用されましたが、さくら色やシルバーといった案もあったとか。未来の東京港(東京湾)に調和する橋を目指した結果、現在も東京港のシンボルとして美しい景観を楽しませてくれています。
【「レインボーブリッジ」という名前の由来とは? ライトアップとの関係も紹介】
「東京港連絡橋」の愛称を一般公募した際のパンフレットは、「東京の海の玄関にふさわしい真っ白な橋の名づけ親になってください」というコピーがあったとか。応募総数はなんと20,023通。開通の前年の11月に「レインボーブリッジ」という愛称が発表されました。
■なぜ「レインボー」なの?
東京都心の芝浦地区と、開発が進んでいた臨海副都心(お台場)を結ぶ「東京港連絡橋」の名称は一般公募され、20,023通もの応募のなかから「レインボーブリッジ」が選ばれました。募集時には「東京の海の玄関にふさわしい真っ白な橋の名づけ親になってください」と呼びかけられ、開通前年の1992(平成4)年11月に愛称が発表されています。首都高では、この名前について「たくさんの方の想いがつまった虹の架け橋」と紹介しています。
■「レインボー」の名にふさわしいライトアップ
夜間のレインボーブリッジのライトアップについては、芝浦エリアと台場エリアの景観を踏まえ、この地域が臨海副都心の“顔”となるために、「都市の美観の整備」「都市の安全性の確保」および「生活の時間・空間の拡大」という観点から、十分な検討のもとに計画されました。世界的な照明デザイナー石井幹子氏によるもので、橋梁では世界で初めてイルミネーションが3色に変化。主塔は白色にライトアップされ、さらにケーブルイルミネーションを採用しています。
■主塔の白色ライトアップは季節で変化
夏季(4~10月)は涼しげな白色を、冬季(11~3月)は温かみのある温白色で主塔をライトアップ。加えてケーブルイルミネーションは、曜日、時間、イベントなどによって変化します。当初、長寿命、省電力、高輝度などの特徴をもつ光源「無電極ランプ」が使われ、環境にも配慮されたことが話題となりました。2019年末に全灯LED化され、首都高も景観照明をフルカラーLED投光器などへ更新、2020年照明普及賞を受賞しています。
【レインボーブリッジの見どころは? 遊歩道や展望スポットを紹介】
レインボーブリッジは、車やゆりかもめを利用したり徒歩で「渡る」、周辺や展望から「眺める」、など、さまざまなアプローチで楽しむことができます。視点が変われば見え方も違うもの。それぞれの楽しみ方をご紹介します。
■ビル群を目前に海を渡るドライブ
爽快感という意味では、やはり車に勝るものはないでしょう。渋滞していなければ、窓を開けて心地いい風を受けながらのドライブは最高ですね!
■ゆりかもめから車窓を楽しむ
疾走感と走りゆく景観を楽しむことができるのが、ゆりかもめです。芝浦埠頭側にある巨大な「ループ橋」をぐるりと回転しながらのぼり、橋の内部を走り抜けるように設計されているので、目の前の眺望が変化する面白さと、ちょっとしたスリルを味わえます。
■遊歩道を歩く、展望ピットで眺める
レインボーブリッジの遊歩道「レインボープロムナード」は、全長1.7kmほど。休憩なく歩き続けると、20~30分で対岸に渡れます。途中にバルコニー状の展望ピットがあるので、ほかの通行人を気にせず写真を撮ったり、ひと息つくことも可能。通行は無料で、夏季(4~10月)は9時から21時(最終入場20時30分)、冬季(11~3月)は10時から18時(最終入場17時30分)まで。毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)は休業で、強風などの悪天候時や、整備点検などで臨時閉鎖されることも。出入口は、芝浦側とお台場側にあるので、どちら側からでもアクセスできますよ。
■海上から見上げる
橋の姿の美しさや迫力を感じたいなら、水上バスや屋形船がおすすめ。レインボーブリッジを見上げるのは、ほかの手段では叶いません。橋の裏側の複雑なトラス構造は圧巻!
【レインボーブリッジ開通記念日に知っておきたい豆知識|吊り橋の特徴や東京ベイエリアの発展も紹介】
■レインボーブリッジは「白」じゃない!?
主塔は白色と解説してきましたが、白は光を反射するもの。昼間の太陽光の反射によってドライバーや船の操縦士が眩しくないように、実は少しグレーがかった特別仕様の白色塗料が使用されています。美しさと機能を備えた白、というわけです。
■さまざまな困難や制約を乗り越え建設
入り組んだ形の東京湾に架ける橋であるということ、羽田空港が近いという立地から、設計や工法にはさまざまな制約がありました。空港周辺の建造物は高さ制限が厳密だということや、湾内を大型船が通行するための航路の確保も必須。構造に関しても多くの検討がなされたうえで、吊り橋という形状が採用されたのだとか。
■自転車は通行できるが走行できない!?
自転車でもレインボーブリッジを渡ることはできますが、走行は禁止! 車両の一般道には入れず、遊歩道を歩いて渡ります。車輪が回らないように、入口で後輪に小さな車輪がついた台車を固定し、押しながら歩かなければなりません。
■『踊る大捜査線』での名セリフ
織田裕二さん演じる青島刑事が放った「レインボーブリッジ、封鎖できません!」。2003年夏に公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を象徴する名セリフです。作中では、お台場周辺で起きた事件の犯人グループがレインボーブリッジを渡って都心へ逃走する可能性が高まり、青島刑事たちが橋の封鎖を試みます。しかし、関係機関との調整が必要となり、思うように封鎖できないという展開に。ちなみに現実には、東京都港湾局によると、必要に応じてレインボーブリッジを封鎖することは可能なのだそうです。
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東京港にレインボーブリッジが架かってから、2026年8月で33年を迎えます。当時の臨海地区の開発は目覚ましく、トレンディドラマ(古い!)のロケ地になったり、登場人物がベイエリアに住んでいるという設定だったことも一度や二度ではなかったでしょう。そこには必ずレインボーブリッジの眺めが挿入されていたはずです。「レインボーブリッジ記念日」に、90年代のトレンディドラマを見る…なんて夜を過ごしてみてはいかがですか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『デジタル大辞泉プラス』(小学館)/『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)/『角川日本地名大辞典』(KADOKAWA)/首都高ドライバーズサイト( https://www.shutoko.jp/fun/lightup/rainbowbridge/ ) :

















