浦島茂世さん(美術ライター)と散歩する【馬喰町でアートホッピング】
私たちが愛する街・TOKYOには、今、多様なアートが溢れています。そこで提案したいのが「いざ、街へ出よう!」という芸術体感プランニング。名画鑑賞からギャラリーホッピングまで、知的刺激案を揃えました。
今回は美術ライターの浦島茂世さんに、ギャラリーが集まる注目エリア「馬喰町(東京都中央区)」でのアートホッピングをご紹介いただきました。
浦島茂世さん(美術ライター)と散歩する【馬喰町でアートホッピング】再開発でアートの街へと大変身!ギャラリーが集まる注目エリア
美術館やパブリックアート巡りで、東京の街をすみずみまで歩いてきた浦島さん。今注目するのは中央区・馬喰町です。
「日本橋馬喰町は、江戸時代から問屋街として栄えた歴史をもつ街。しかし近年は、空きビルや店舗が増えてきていました。そこで、かつて商品を保管するために使われていた、天井が高くてフロア面積が広いビルや倉庫を有効活用すべく、現代アートのギャラリーやクリエイターのアトリエが入居するようになり、アートの街へと生まれ変わったんですね。電車のアクセスがよく、日本橋まで徒歩圏内なのに、イースト東京のなかではコストが低めなのもポイントです。オーナーの個性が感じられるこぢんまりしたギャラリーが点在していて、親しみやすい雰囲気があるのも魅力です」
さらに今、ギャラリー同士の連携や、地元企業とアーティストが協働してスペースを立ち上げるなど、街全体を盛り上げるムーブメントが起きています。
「カフェにふらりと立ち寄るような感覚で、ギャラリーにも足を運んでほしい。思わぬ素敵な出合いがありますよ」
【MAP1】現在プレオープン中!街の新たなランドマークに『アートベース/偶然はない。』
現在この地区では、地元老舗企業「エトワール海渡」が中心となり、「馬喰クラート」構想が展開中。その中核施設として7月にプレオープンしたのが、旧商品部ビルをまるごと使ったこの施設。現在は一部が営業中。
「1Fギャラリーで開催中の『3331シークレットオークション展』がおもしろい。数千円から入札できる作品も」と浦島さんも興味津々。'26年秋にグランドオープン予定。
<DATA>『アートベース/偶然はない。』
住所:東京都千代田区東神田1-13-3
guzenhanai.com
【MAP2】観る・創る・所有する、でアートの喜びを広げる『Roonee 247 Fine Arts』
’04年に新宿・四谷で誕生したギャラリーのルーニィ。’17年に現在の場所へ。写真やドローイング、陶芸などの作品の展覧会を企画するほか、作品集が並ぶブックスペースもある。購入した作品の額装の相談もできる。
「雑居ビルの中にある隠れ家的ギャラリー。スタッフがみなさん気さくで、アート好きもご近所さんも集まる場所になっています」
<DATA>『Roonee 247 Fine Arts』
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビル4F
www.roonee.jp
【MAP3】2軒で展開中の人気ギャラリー 古いビルも素敵です『parcel』
老舗そば屋だった「まるかビル」をギャラリーコンプレックスにリノベーションし、'22年に開廊。
「'19年に『DDD HOTEL』の一角に、立体駐車場だった空間をギャラリーに転用して話題を呼んだ『PARCEL』のふたつ目の拠点。ビル自体も味わいがあります」。
<DATA>『parcel』
住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 まるかビル2F
parceltokyo.jp
【MAP4】日々の暮らしになじむお気に入りと出合えそう『SAN-AI GALLERY+contemporary art』
オーナーの佐野恵美さんが取り扱うのは、「気どらない雰囲気で、自然と部屋に飾りたくなる作品」。浦島さんも「絵画や工芸などジャンルが多彩で、新しい出合いがありそう。おしゃれな友人の部屋、といった感じの空間で、定期的に通いたくなります」とお気に入り。
<DATA>『SAN-AI GALLERY+contemporary art』
住所:東京都千代田区東神田1-13-17 森ビル1F
san-ai-gallery.com
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- PHOTO :
- 篠原宏明
- EDIT&WRITING :
- 本庄真穂、剣持亜弥、喜多容子(Precious)

















