Tokyo art plan【芸術の秋、さあ、アートの刺激を求めてTOKYOの街へ】
私たちが愛する街・TOKYOには、今、多様なアートが溢れています。そこで提案したいのが「いざ、街へ出よう!」という芸術体感プランニング。名画鑑賞からギャラリーホッピングまで、4つの知的刺激案を揃えました。
鮫島圭代さん(美術ライター)が訪ねる【ナイトミュージアムで贅沢体験】仕事終わりにゆっくり鑑賞すれば違った景色が見えてくる
【三菱一号館 美術館】宵闇に浮かび上がるレンガ造りの洋風建築まで美しい

夕刻からは中庭に点在するガス灯(明治期のものを復刻)が灯り、一気に雰囲気が増す。毎週金曜と第2水曜は20時まで開館(入館は19時30分まで)。9月23日まで「“カフェ” に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」が開催中で、9月19~23日も夜間開館が決定。18~20時は音楽の特別演出があり、カフェにまつわる裏話も紹介される。
◇【ナイトミュージアムで贅沢体験】仕事終わりにゆっくり鑑賞すれば違った景色が見えてくる
「夜の待ち合わせまでに時間があるときや、帰る前に少し気分転換をしたいと思った日に、ふらりと立ち寄るのが夜の美術館です。全作品を鑑賞しようと意気込むのではなく、ふと目に留まった作品の前で想像を巡らせたり、お目当ての絵画を決めて細部までじっくり眺めてみたり。混雑した時間を避けて、落ち着いた空間で余裕をもってアートに触れる。そのことで得られる気づきやひらめきのようなものって、確かにあると思うのです」
美術館の夜間開館時間の鑑賞、いわゆる “ナイトミュージアム” の醍醐味をこう語ってくれた鮫島さん。そもそも美術館は、コレクターが収集したアート作品を、大勢の人に愛でてもらいたいという思いから始まったもの。公共の図書館に通う感覚で、その知的財産をもっと享受していいのでは、とも。
「今夜訪れている『三菱一号館美術館』は、ホワイトキューブと呼ばれる四角い箱で構成された美術館とは違い、明治期の西洋建築を可能な限り忠実に復元した情緒ある建物。中庭のアプローチを抜け、素敵な邸宅に招かれた気分で入館すれば、心なしか作品と親密な関係を築ける気がします。
なにより大人の女性にフィットする良質な企画展が多いのも魅力。鑑賞後は丸の内でショッピングするのもいいし、銀座のバーに立ち寄るのも一案。夜にアートをたしなむ愉悦を、ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか」
<DATA>『三菱一号館 美術館』
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
mimt.jp
こちらもおすすめ!【ナイトミュージアムで贅沢体験】
1.一部の展示室から東京の夜景を一望できる『森美術館』
月・水〜日曜、また9月22日(火・祝)は22時まで開館(入館は21時30分まで)。9月23日まで「ロン・ミュエク」展が開催中。
<DATA>森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
mori.art.museum/jp
2.鑑賞後は併設のカフェでくつろいでも『サントリー美術館』
毎週金曜、11月7日は20時まで開館(入館は19時30分まで)。10月31日も「六本木アートナイト」のため開館時間延長。9月16日~11月8日まで「逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品」を開催。
<DATA>サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
suntory.co.jp/sma/
3.展示を堪能したあとは、京橋散歩もおすすめ『アーティゾン美術館』
女性芸術家を紹介する企画展も多数。祝日を除く毎週金曜は20時まで開館(入館は19時30分まで)。10月4日まで『エットレ・ソットサス ―魔法がはじまるとき、デザインは生まれる』『瀧口修造 書くことと描くこと』が開催中。
<DATA>アーティゾン美術館
住所:東京都中央区京橋1-7-2
www.artizon.museum
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- 篠原宏明
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