【目次】
- 「カラオケ文化の日」はいつ?10月17日の由来と制定の目的
- 「カラオケ」の意味と語源は?日本で生まれた娯楽の歴史
- 「カラオケ文化の日」に行われる文化活動・社会貢献活動とは?
- 2026年の「カラオケ文化の日まつり2026」を紹介
- 大人が心地よくカラオケを楽しむには?選曲とマナーのポイント
【「カラオケ文化の日」はいつ?10月17日の由来と制定の目的】
■「カラオケ文化の日」とは?
カラオケ機器の販売及びリースに関わる事業者の全国協議機関である、一般社団法人 全国カラオケ事業者協会(JKA)が制定したのが「カラオケ文化の日」です。
■10月17日の由来
1994(平成6)年10月17日に全国カラオケ事業者協会が設立されたことにちなみ、同協会が記念日として定め、一般社団法人 日本記念日協会に登録されました。
■目的
「カラオケは我が国が生んだ最大の娯楽文化」との認識から、カラオケを通じた文化活動の支援や文化交流を行い、その普及を図るのが目的です。
【「カラオケ」の意味と語源は?日本で生まれた娯楽の歴史】
■意味・語源
「カラオケ」とは、そもそも音楽業界の用語です。歌手の練習やレコーディング時に使う、伴奏だけを録音したテープやレコードを「空(から) のオーケストラ」の意で「カラオケ」と呼んでいました。
1971(昭和46)年、神戸市でバーやスナックの客向けのカラオケ装置が登場。それが人気を得たことで、70年代中ごろにはこの装置が全国に普及、「カラオケ」という言葉が一般に浸透しました。現在では「KARAOKE」という世界共通語として親しまれています。
■「KARAOKE」だけじゃない!日本生まれの娯楽
・ゲームセンター
「UFOキャッチャー」に代表されるクレーンゲームや、「太鼓の達人」「ダンスダンスレボリューション」のような体験型音ゲー、メダルゲームなどの屋内型ゲームを日常的に安全に楽しめるアミューズメント施設としてのゲームセンターは、日本ならではのスタイルです。
・カプセルトイ
いまやインバウンドにも大人気のカプセルトイ。自販機自体はアメリカ発祥ですが、精巧なミニチュアフィギュアやユニークな雑貨を展開し、大人も楽しめる独自の一大カルチャーへと昇華させたのは日本です。「何が出るかわからないワクワク感」を手軽に楽しめるのが人気の秘密。ちなみに「ガシャポン」「ガチャポン」「ガチャガチャ」「ガチャ」は商標名です。
・プリントシール機
アトラスとセガが共同開発し、1995(平成7)年に登場した日本初・世界初のプリントシール機「プリント倶楽部」が始まりです。落書き機能や補正技術の進化など、時代のトレンドを映す体験型娯楽として定着していきました。「写真を撮ってその場でシールにして分け合う」というスタイルが、日本独特のポップカルチャーとして海外でも人気に。
【「カラオケ文化の日」に行われる文化活動・社会貢献活動とは?】
「カラオケ文化の日」は、単にカラオケを楽しむだけでなく、全国カラオケ事業者協会によるさまざまな社会活動について知るきっかけともなる日。今までの主な活動について解説しましょう。
■「カラオケ文化の日」の事業
カラオケで歌われた回数と、YouTube上のミュージックビデオ再生回数の合計に10円を乗じた額を「カラオケ文化の日」基金とするチャリティプロジェクトが、2021(令和3)年と2022(令和4)年の両年、10月17日から11月30日を期間に実施されました。課題曲としたのは、協会で制作した医療従事者応援ソング「感謝の手紙」。集計された「カラオケ文化の日」基金は、2021年度が329,240円、2022年度が366,087円で、いずれも医療従事者支援に役立てるため、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンへ寄贈されました。
■災害復興支援における活動
1995年の阪神・淡路大震災以来、東日本大震災や能登半島地震など激甚災害の発生時に「今こそ日本の歌力!」を掲げ、さまざまな支援を行っています。
全国のカラオケ店への募金箱設置や、被災地仮設住宅へのカラオケセット無償貸与を実施したほか、復興応援ソング(「花は咲く」や「掌が語ること」など)のカラオケ歌唱回数に応じた寄付金を被災自治体へ寄贈。また店舗訪問やメッセージ募集企画を通じて支援の輪を拡大しました。2024(令和6)年の能登半島地震では、指定の方法で復興応援課題曲を選曲して歌うと、1曲につき1円を支援基金とするプロジェクトを実施。集まった836,925円を石川県へ寄贈しました。
■コロナ禍における活動
コロナ禍でカラオケ店なども休業を余儀なくされていた2020(令和2)年5月25日、全国カラオケ事業者協会など業界3団体は、歌唱を伴う飲食の場に向けた新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを策定しました。そして、同年7月には、対策を実践する店舗などが掲示する「ガイドライン実施宣言ステッカー」の発行制度を他業種に先駆けて稼働させたのもカラオケ業界。店舗での対策徹底と安心・安全な環境の周知に努めました。
ステッカー掲示店でのクラスター発生を防ぐとともに、専門家による安全性の実証やポスター配布などを通じてカラオケボックスに対する誤解の払拭に注力。2023(令和5)年5月の5類移行まで、会員店舗へのきめ細かな情報提供や営業支援を続け、利用促進と感染対策の両立に取り組む業界基盤を支えました。
■各施設や教育現場へのカラオケ機器の寄贈
特別養護老人ホームなどの福祉施設や、全国の特別支援学校、児童館等へカラオケ機器を寄贈し、交流や音楽教育の機会を提供したことも。さらに全日本交通安全協会と連携した飲酒運転防止「ハンドルキーパー運動」や、エコソングを活用した地球温暖化防止啓発など、音楽や歌唱を通じた多彩な社会課題解決に取り組んでいます。
【2026年の「カラオケ文化の日まつり2026」を紹介】
2026年10月17日から11月30日まで、全国の参加店で「カラオケ文化の日まつり2026」が開催されます。全国カラオケ事業者協会が各店のイベント開催を支援する事業で、カラオケ大会のほか、発表会や歌を楽しむ集いなども対象です。
■どんなイベント?
2026年度は昼営業のカラオケ喫茶やバー、スナックなどに加えてナイト店も対象とし、イベントは午前9時から午後6時までの間に実施されます。開催日や内容、参加方法は店舗によって異なるため、参加を希望する場合は公式サイトの開催店一覧を確認し、各店へ直接問い合わせてみてください。
【大人が心地よくカラオケを楽しむには?選曲とマナーのポイント】
会社の懇親会など異なる世代によるグループでカラオケを楽しむ場合、選曲やマナーなど、大人として気をつけたいポイントがあります。ここではカラオケボックス利用時のマナーをご紹介しましょう。
■曲を入れるときの気づかい
最初の1曲は、歌いたい人にお願いするか、自分から引き受けるとスムーズです。年齢や役職、歌の得意・不得意にかかわらず、歌唱を無理に勧めないようにしましょう。
「歌いたかった曲を先に入れられてしまった…」ということもあるでしょう。そんなときは潔くゆずり、そのアーティストの別の曲を入れたり関連曲を選ぶと話題も広がるというものです。
■リモコンの占領はマナー違反
なかなか決まらず、長い時間リモコンを占領していた…なんて経験はありませんか? JOYSOUNDの対応機種では「キョクナビアプリ」などを使えばスマホで曲を探して予約までできるので、カラオケ機のリモコンを長く占領せずに済みますよ。ただし、続けて入れることになってしまったり、タイミングが合わずに同じ曲を入れてしまったり…ということにもなりかねないので、アプリは曲探しに使う、くらいがいいかもしれません。
1曲ずつ順番に入れて、みんなが1回ずつ歌ったら次の1周へ、くらいの感覚がちょうどいいでしょう。
■ハモリやコーラスは失礼?
他者が歌っている曲に勝手に声を重ねると、歌っている側はやりにくく感じることがあります。一緒に歌いたい曲なら、「一緒に歌っていい?」とひと声かけてからにすると気持ちよく盛り上がれますよ。
最初からみんなで歌うつもりなら、デュエット曲や合唱しやすい曲を選ぶのもテ。手拍子や合いの手は、曲の雰囲気に合わせるくらいで、あくまでも歌を聴くことをメインにしましょう。
■マイクの扱いにもマナーあり!
マイクは、落としたり振り回したりしないように気をつけて使うこと。「そんなこと当たり前」と思っても、お酒が入ると普段とは異なる行動をとってしまう場合があるので気をつけて。歌い終わってテーブルに置くときは、転がらない向きにそっと置くと安心です。
次の人に手渡しすると順番の切り替えもスムーズ。カラオケ店によっては、人数分のマイクが用意される場合も。手渡しを待たずにデュエットや合唱にも加われますね。
■スマートフォンの使い方
だれかが歌っている間は、スマホ画面をできるだけ見ないようにしたいもの。ずっとスマホを見ていると、歌っている人は聴いてもらえていないと感じるかもしれません。
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カラオケは単なる娯楽にとどまらず、身体、メンタル、脳機能(認知機能)の観点からも健康効果があると、厚生労働省などの公的機関や自治体・医療機関の啓発資料でその有効性が取り上げられています。歌っている間は自然と呼吸が深くなるので、不安やイライラを和らげるセルフケアの一環にもなるとか…。また、歌うことで口周りの筋肉や舌がしっかり動くので唾液の分泌が促され、加齢に伴う誤嚥性肺炎の防止に直結するともいわれています。介護予防事業やデイサービスにおいては、カラオケ機器を活用した「音楽療法」や「カラオケ体操」が導入されていたりも。
「カラオケ文化の日」には、その歴史や文化に触れながら、それぞれのペースで カラオケを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『デジタル大辞泉プラス』(小学館)/『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)/JOYSOUND( https://shop.joysound.com/column/sing/manners/ )/厚生労働省( https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/index.html ) :

















