「すぐれた知恵を持つ人」をいう「上知」の反対語は?
明日・10月27日から『読書週間』が始まります。毎年、11月3日「文化の日」を挟んだ2週間で、教育機関では読書の時間を設けたりするところもありますね。ふだん読書から遠ざかっている、という方は、この機に乗じていかがでしょうか?
読書は「知」の源ですので、本日は「知」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「上知」の反対語は?
「優れた知恵。また、それをもつ人」を言う「上知(じょうち)」という日本語の反対語を、以下の選択肢の中から選んでください。
1:下知
2:無知
3:下愚
…さて、正解は
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:下愚 です。
「上知(じょうち)」は「優れた知恵。また、それをもつ人」を指すのと並び、「ギリシア語・sophiaの訳。真の知恵。神の知恵」という意味でも使われる、最上級に近い知恵や知恵者を表現する言葉です。「上智」とも表記します。ですので、この反対語は「はなはだ愚かであること。また、その人」を言う「下愚(かぐ)」です。
では2問目にまいりましょう。
【問題2】「下知」ってなんと読む?
「下知」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:正解は2通りあり、どちらもかな2文字です。
<使用例>
「社長直々の面談で下知されたとあっては、背くわけにもいかないでしょう」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 下知(げち/げじ) です。
「下知(げち/げじ)」は、1問目の「上知」とはまったく方向性の違う言葉です。中世の武家社会で、上から下へ命令を下す文書を「下知状(げじじょう)」と呼び、のちにこれが「げちじょう」とも呼ばれるようになりました。
連歌や俳諧などでも「命令的な表現」を「下知(げじ)」と言います。字の構成は「下へ知らせる」ですが、「下知(げち/げじ)」は、この言葉の歴史的背景から「指図・命令・言いつけ」という強いニュアンスを含む言い回しです。
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本日は、10月27日からの『読書週間』にちなんで、「知」という字の入った日本語をとりあげ、
・上知(じょうち)
・下知(げち/げじ)
という読み方や意味、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/読書推進運動協議会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















