英国の食文化に、イングリッシュ スパークリングワインを
アフタヌーンティーを、イングリッシュ・スパークリングワインとともに楽しむ。英国の食文化とワインをともに味わう、なんとも粋で魅力的な趣向です。9月27日、マンダリン オリエンタル 東京の「オリエンタルラウンジ」で開催された「メーカーズ アフタヌーンティー」では、英国の画家ターナーの作品にインスパイアされたアフタヌーンティーに、ナイティンバーの4種が供されました。
ナイティンバーは、イングリッシュ・スパークリングワインのパイオニアとも言えるブランド。1988年に植樹を始め、イングランド南部で栽培したシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを使い、瓶内二次発酵で造っています。約430haもの畑を所有し、使うブドウはすべて自社栽培。区画ごとに収穫、醸造したワインを試飲し、ブレンドを決めています。冷涼な気候が育む鮮やかな酸と、長い瓶内熟成による複雑な香味。その両方を備えたワインです。
この日は来日したデンマン・チャンさんが、ブランドアンバサダーの上原一輝さんとともに畑やワイン造りについて解説。自社畑のブドウだけで造る理由や、キュヴェごとの特徴を聞きながら、料理との組み合わせを味わう趣向です。
ターナーの光と風景を英国菓子で表現
今回のアフタヌーンティーは、国立西洋美術館の「テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」とのコラボレーションによるもの。「光の画家」と呼ばれるターナーの作品を、英国にゆかりのあるお菓子で表現しています。
《月光、ミルバンクでの習作》をもとにしたバノフィーパイには、バナナやピーナッツ、ラムの風味を。《嵐のなかの船》に着想を得たミリオネア ショートブレッドは、ダークチョコレートと塩キャラメルで荒れる海と空を表現。絵画をモチーフに色や形に工夫を凝らした、もうひとつのアートピースのようなお菓子に、参加者たちの感嘆の声が上がります。
セイボリーからスイーツまで、4つのキュヴェをペアリング
用意されたワインは、クラシック・キュヴェ、ブラン・ド・ブラン 2017、ロゼ、キュヴェ・シェリーの4種。アフタヌーンティーの幅広い味わいに、異なるスタイルのワインを合わせる構成です。
いくらとえびす南瓜のパンナコッタ、スモークサーモンとマリネしたトレビスのサンドイッチ、金目鯛と柚子、オリーブ。魚介や野菜を使ったセイボリーには、焼きリンゴやトーストの香味を持つクラシック・キュヴェと、シャルドネ100%の澄んだ柑橘の風味が際立つブラン・ド・ブランを。スイーツには、赤いベリーの果実味が広がるロゼと、優しい甘みのキュヴェ・シェリーを合わせます。
アフタヌーンティーのトレイには、塩味のある料理から果実やチョコレートを使ったお菓子まで、さまざまな味わいが並びます。そんなシーンに、辛口からほんのりした甘口までを揃えるナイティンバーのラインアップが生きています。
頼もしいのは、キュヴェ・シェリー。シャルドネから造られる、ほんのりした甘味と酸の双方を備えたドゥミ・セックというスタイルなので、上質なスイーツとのペアリングにもぴったり。辛口タイプのスパークリングワインではお菓子の甘さに負けてしまう場面でも、このキュヴェ・シェリーなら、スイーツとワインともに、心地よく楽しむことができるのです。
美しいサービスでワインの味わいが一層アップ
ワインのサービスを担当したのは、シェフソムリエの池田大輝さん。美しい所作と的確なタイミングでサーブされるスパークリングワインはまさにベストコンディション。繊細な泡を扱う手つきにも目を引かれます。料理だけでなく、ワインが供される瞬間にも見どころがあるのは、こうしたイベントならでは。解説とサービスが加わることで、4種のワインそれぞれのフレーバーや料理との相性を、より丁寧に確かめることができます。
英国の絵画と食文化を、同じ英国発のワインとともに味わう午後。ターナーが描いた光や風景に思いを馳せ、お菓子をひと口、そしてグラスを傾ける辛口からドゥミ・セックまでを揃えるナイティンバーと、ソムリエの細やかなサービスがかなえた、英国尽くしの贅沢な午後でした。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 谷宏美、ヤス イイジマ
- EDIT&WRITING :
- 谷宏美

















