快眠のヒントは「灯る」「温める」「堕ちる」

日本の夏は、年々気温が上昇中。身体への負担も強いシーズンになってきています。ゲリラ豪雨や台風などの急な気圧の変化はここ数年特に目立ち、空調のききすぎた屋内から外へ出たときの寒暖差も広がるばかり。熱中症対策をするにも、自分自身には何が必要なのかが解からないことも多いですよね。

特に1日の疲れをリフレッシュして体力の回復に欠かせない「眠り」に関しては、寝苦しさによる不眠や、途切れ途切れに目が覚めてしまう睡眠不足でお悩みの方も多いのでは。そんな眠りに関して、試してみたい習慣とおススメのアイテムを3つピックアップしてみました!

■1:あえてのアナログ、「ヒュッゲ」を愉しむオレンジの灯│Work Lamp

夜の長い北欧で生まれた「Work Lamp(ワークランプ)」24k gold DESIGN STOCKHOLM ¥18,360(税込)

北欧諸国には、空間に間接照明を取り入れた「ヒュッゲ(Hygge)」を楽しむ習慣があります。ヒュッゲとは、デンマーク語で「人と人との触れあいから生まれる居心地のよい雰囲気」という意味。夜の時間が長い土地の暮らしの知恵であり、心地よいリラックスタイムを愛でる民族独特の言葉です。ヒュッゲを自宅で楽しめるのが、この「Work Lamp(ワークランプ)」。

ヒュッゲの理想の明るさは100ルクス以下といわれ、およそ街灯の明かりくらい。室内で焚くキャンドルの明るさで、およそ10〜15ルクスくらいです。Work Lampはその間の明るさを好みで調節できます。特にハロゲンボール電球が放つ「オレンジ系」の灯りは「夕暮れの光」の波長に近く、安眠ホルモンのメラトニンが分泌しやすい環境になるんだそう。

スウェーデン出身のデザイナー集団Form Us With Love。「IKEAミュージアム」でも3つのスペースをデザインしている。

デザインを手掛けるのは北欧出身のデザイナー集団、Form Us With Love。建設現場やガレージなど、アウトドアで用いられている作業ランプの優れた機能性を、リビングに飾れるオブジェへ再発明することを目指したアイテムなんですって。シックな色味や素材の質感を活かし、インテリア小物としての存在感はバッチリ。

好みの調光や角度を探って、光と影のコントラストが空間に映し出されるアートだって楽しめます。

近年ではスマホをリモコン替わりにしたり、スマートスピーカーと連携させてボイスで操作のできるハイテクなルームライトも数々登場していますが、ハロゲンライトのアナログ感から伝わってくる温もりも、いいものですよね。よい睡眠を得るために、「寝る2時間前の光環境」から変えてみませんか?

■2:暑いからこそ、ウエストウォーマーで芯を「温める」│ IONDOCTOR

ウエストウォーマー「IONDOCTOR(イオンドクター)」¥10,800(税込)シリーズもので、ネックウォーマー、足首ウォーマー、アイマスクもありますよ。

暑さで寝苦しい夜の空調。家族それぞれの好みもあって、調節が悩ましいという方も多いですよね。わかってはいるけれど、冷えた空気の中で眠ると、血流、免疫力、基礎代謝、消化機能、肝機能などあらゆる身体機能の数値が下がっています。それが続くと、昼間に大汗を流すほど暑いところにいても、どれだけ半身浴や岩盤浴をしても、お腹や腰回りの芯まではなかなか温まりにくく、芯に冷えが蓄積されてしまうんです。寝つきの悪さやひどい肩こりは、この内臓の冷え取りがカギを握るともいいます。

先人の暮らしの知恵は尊いもので、古典的な「腹巻き」は、空調による内臓冷えから身をまもるグッズとして大変有効。中でもこの「IONDOCTOR(イオンドクター)」は四国・愛媛で生産されている「わた」や天然鉱物を用いた日本製の高級感がポイント。寝具に馴染み、老若男女問わないシンプルなデザインも◎。

愛媛県西予市の工場で、多くの工程を経て作られています。

発色やカラバリの絶妙さもさることながら、良質な素材に丁寧なシャーリングが施された仕立てにも注目。生地と生地の間には、厳選した11種類の天然鉱物パウダーを吸着させた「わた」を挟み、職人の手によってひとつひとつ丁寧に縫製されています。長年使い続けられるしっかり感は、手に取ってみると更によくわかります。

この独特のデザインに、体を温める秘密があります。

お腹や腰回りの温めグッズを使い続けられない理由は、大きくわけて「締め付け」「化繊の肌触り」「ムレ」の3つ。独自の「3層構造」をもつIONDOCTORは、通気性の良いわたを使用しているためムレやかゆみを防ぎ、天然鉱物パウダーが体温に反応して遠赤外線を発生させ、じんわり温めてくれます(特許取得技術)。

就寝中でも、家の中でゆっくり過ごすときでも、長時間快適に身に着けることができます。シリーズもののネックウォーマーや足首ウォーマーは、長距離移動をする時にもおすすめ。日頃、PCやスマホで目を酷使している方にはアイマスクをぜひ試して見て欲しいところです。暑い日だからこそ「温め」を身に着ける習慣、はじめてみませんか?

■3:音に包まれる「シエスタ」で、夢堕ち│PILO

スピーカー内蔵、iPhone充電もOK。人間工学をもとにリラックスを追及した52面体の枕。「PILO(ピロー)」24,860円(税込)

炎天下の活動は体力的にも大変。すこし涼しいところで休息を取り、バイオリズムを整える「シエスタ」なんて最高ではないでしょうか。シエスタとは南ヨーロッパでの昼休憩のことで、13:00~16:00頃が最適な時間とされています。

こちらの「PILO(ピロー)」は、人間工学に基づいて設計された52面体のデザインが目を引くアイテム。香港工科大学・生物医工学研究所による人体測定データから、枕の高さや、頭の重さを支える角度を割り出し、寝心地を考え抜いたデザインです。

頭を気持ちよく支え、さらに左右から音で包みこむ直径4cmの無電源フルレンジスピーカーが内蔵されているんです!

心身ともにリラックスするには、ストレスからいかに短時間で解放されるかがカギ。

ヘッドホン、イヤホンからも解放されて、ゆっくり横になることができます。緊張度や心拍数が落ち着くと心地よい「睡魔」が現れ、寝堕ちも体験しやすくなるんだとか。心地よいフィット感にサウンドエンジニアがチューニング済みの音まで加わると、まるで身体ごと無重力空間に紛れ込んだような気分が味わえますよ!

中芯/低反発ウレタンフォーム、カバー/綿・ポリエステル ライトニングオーディオ変換アダプタがあれば、イヤホンジャックのないiPhone等も問題なく使えます。

少しゴツめの存在感も、中身を考えればこれくらいのサイズが頼もしい。さすがに本体ごと洗うことはできませんが、枕の芯材には、消臭・調湿効果のある竹炭パウダーを配合済み。枕カバーは外して手洗いできます。

スマートフォンを接続して、眠りに落ちやすい音楽を聴くもよし、映画やゲームを楽しむもよし。朝が早い建築現場の職人さんや、勤務時間が不規則な職業の方も、休憩のとき仮眠を取られる方もいらっしゃいますよね。もちろん、しっかり夜眠るときにも良き相棒になってくれそうですよ。

横になりながら、お気に入りのリラックスミュージックをストリーミング配信で探したり、寝落ちパターンのプレイリストをつくってみるのも楽しそう。効率のいいパフォーマンスを出すためのシエスタ習慣、はじめてみませんか?

プロバイヤーによるおすすめポイント!

今回ご紹介したアイテムを、全部実際に試してからお店に並べるという オンラインセレクト SHOP「MONOCO」の“コンシェルジュ”にお話を伺いました。

実際に使ってみて、いかがでしたか?

MONOCO コンシェルジュ:Work Lampの写真(記事冒頭に掲載)は僕の自宅で撮ったものですが、毎日、眠りに入る前の卓上ランプとして部屋に雰囲気を出してくれています。個人的には、IONDOCTORのシリーズにある足首ウォーマーもお気に入りです。冷房で寒いところでも、身に着けるだけで頭寒足熱を作ってくれ、締め付け感のないところがとても快適です。ブランドさんへお願いしてアイマスクも作ってもらいましたが、目元全体にほんのりとした温かさが伝わり、すぐ寝落ちしてしまいそうな心地よさがあります。PCやスマホのディスプレイと向き合う時間が長い方や、目を酷使しがちなお仕事をされている方はぜひ試して欲しいですね。夫婦やパートナーと共有して使えるのも良い感じです。

売れ筋には、他にどんなものがありますか?

MONOCO コンシェルジュ:最近は男女共用で使える頭皮ケア アイテムも人気ですね。ヘアブラシやシャンプーのセットなど、関連するアイテムが今後も続々と登場する予定です。ネットには情報が溢れていますが、欲しいものを探せる時間は限られていて「これだ!」というものに出会うこと自体、だんだん難しくなっています。そんなお客様のために、実際に商品を試してみて良かったものだけを仕入れ、商品をかわりにセレクトしてくれるコンシェルジュサービスも人気です。ヒット商品やロングセラーには、やはり想像以上の価値があって、それを“見える化”するのがコンシェルジュのお仕事。この「検索できない」+αのサービスが、お客様にとっての付加価値や高い満足度に繋がっていると思います。

皮脂汚れ、汗ムレ、かゆみ、薄毛…なにかと気になる「頭皮ケア」。MONOCOにも様々な商品がピックアップされています。

眠りに関するお悩みは美容健康と同じく、やってもやってもなかなかベストな答えが出ないもの。ベッドや枕をいろいろ試してきた方、扇風機にしたり、冷やす素材を身に着けたり、何となくしのいできた方も多いはず。即効性のある「モノ」に頼ることで解決できなかったお悩みは、やはり「自分に合ったバイオリズムを知る、アイテムを選ぶことに時間や手間暇をかける」というスローさも必要なのかもしれません。ありそうでなかったお気に入りのスタイル、見つけに行ってみてはいかがでしょうか。

次回は「頭皮ケア」の習慣と、おススメグッズについて迫りたいと思います!

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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
飯塚美穂