1932年に誕生した「最もシンプルな、世界最高峰の腕時計」―─後世不出の究極のラウンド形ウォッチとして、称賛と憧憬を集め続けてきた『カラトラバ』ですが、2016年、パテック フィリップのレディスウォッチ最大のニュースは、この名品のデザインが一新されたことでしょう。
さらにエレガントに変化を遂げたのは、『カラトラバ〈タイムレス・ホワイト〉Ref.7122/200』。知的で優美な第一印象はそのままに、ベゼルの内側までラグを際立たせることによって、ケースのフォルムや文字盤のデザインの美しさをより印象づけました。名品伝説に、新たな1ページが刻まれます。
■6時位置のスモールセコンドや、繊細な「クルー・ド・パリ」インデックスといった『カラトラバRef.7120』の美点を継承しながら、これまでのギョウシェからホワイト・ラック文字盤へ。ケース径も2㎜アップし、新鮮なバランスを構築。
問い合わせ先
- パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03-3255-8109
- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト
- BY :
- 『Precious7月号』小学館、2016年
- クレジット :
- 撮影/武田正彦 文/岡村佳代